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一話「名前に秘めた剣」
銀色の刃を素早く交わす。
「お前が初めてじゃないんだ。だから俺はお前の刃が見えてしまう」
「うるせぇ。武器もねぇ奴がな」
「武器ならあるさ。俺のここにな」
私は親指を突き立てて心臓指し示す。
「うるせぇよ。お前が俺の前に立つのはありえねぇんだよ。同等なんてよ」
「俺は吉田健三。そしてお前はアキレス……ここはお前の剣だ。アキレス腱と言ってな」
私は自分の足を横にして転び飛ぶかのようにして綺麗に彼の立ってるまっすぐの縦にそびえ立つ足に私の足の膝から下から足首の辺りの部分を相手のそれに直撃させる。激痛だった。
「痛てぇ……っ!!剣も持たねえ人間風情が俺の膝を倒させただと?ありえん。ありえさせねぇよ。死ねよ、こら!!」
「やなこった。それに武器がないって言ったな?俺にはあるんだよ。そうだろ、お前ら!!」
後ろから走り寄ってくる仲間たちに私は言うのだった。しかしその中にとある仲間がいないことに気が付いてしまった。
本日の更新が遅くなり、すみません。明日からはいつも通りに連載していきます。




