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七話「天に広がる剣」
私は手ぶらで次の階に駆け上がる。
「おいおい、何も持っていないとはどうやってここに来たんだ。そうか、仲間を捨てたか?」
その階にいたのは私と同様に剣や武器を持たずに手ぶらだった。その男が笠帽子の下から鋭い目を尖らせてこちらを見て問いてくる。そんな彼に私も言い返す。
「お前も持ってねぇじゃねえか?」
その男は上を指す。そこには天井に無数の尖った剣を指差す。それが私を目がけて一点に落ちてくる。
「跡形もなく散れ」
「ここまでか……」
私は何もすることなく、目を閉じた。死を覚悟するかのように。
「お前の覚悟はそんなものか?」
聞き覚えのある声がどこからとなく、聞こえてくるのだった。




