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八話「幽霊集団と三人の女」
迫ってくる幽霊たちに向かって私は黄金の剣をしっかり握りしめるが……。
「重っ!!」
「ユキさんの体ですから」
花咲さんに言われて自分の体に改めて再確認された。この体ではこの剣を一振り振るうのもやっとである。
「あなたたち、何もできないなら後ろに下がっていて下さい。邪魔です」
ランバースさんに言われて後に下がろうとした。しかしその時だった。
「そうですね、今の状況なら邪魔かもしれませんね。ですが、こうすれば……」
「ん?何か剣が軽くなった」
「そんなことあるわけ……」
私は目の前にいる彼女たちの前に立って黄金の剣を一振り振るうと、ランバースさんは驚きの顔を隠しきれないばかりに表した。しかしその剣は何にも触れることなく、何もない空気を斬ることしかできなかった。
「ふっ、そういえばここにチートゴーストがいたな。お前ら、今から俺はただの女じゃねぇ。最低の下衆野郎だ」
「これなら何とかなりますかね」
ランバースさんは私の右隣に立つ。
「私だって単体でも戦えますからね。ご承知なさって下さいませ」
そう言って左に花咲さんが立つ。
こうして始まった。まだ姿を見せていないであろう若い男が率いている幽霊集団とたった三人の女との戦いが。




