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第5話〜ゲシュタルト崩壊

1点でも多くの正解を毟り取る━━━。彼はそんな決意を持って問題に臨んでいた。

しかし 女性特有の生理痛 というのは 生半可なものではなかった。試験の結果はどうなるのでしょうか?ご期待ください。

 冷房の冷気が生足に容赦なく吹き付け、下腹部の重い痛みは増すばかりだった。目の前の数式は完全にゲシュタルト崩壊ほうかいを起こし、ただの記号として網膜もうまくを滑っていく。

(クソッ……頭が、回らない……!)

 思考のきりを振り払おうと、俺は自分の太ももを強くつねった。激痛と冷や汗のなかで、辛うじて鉛筆を動かし、解けるはずの基本問題の計算式を殴り書きしていく。完璧な解答なんて今はどうでもいい、1点でも多くむしり取る。

 激痛の波に耐えながら、朦朧とする意識の中で大問を一つずつ処理し、ついに次のページへ手をかけた。

 ――第10問。

 そこには、追い打ちをかけるような、この模試最大の難所である幾何学の証明問題が鎮座ちんざしていた。

お呼びになっていただきまして誠にありがとうございました。次、します どうぞよろしくお願い申し上げます

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