第4話〜模試に絶世の美人ギャルが現れたら
書かせていただきました。彼(見た目は女の子)は、模試の試験室に入り、会社を見ました。しかし周囲の刺すような線に困惑します。問題がいつもなら簡単に解ける問題が その記号の意味すらわからない。一体どうなっているのでしょうか?乞うご期待!
翌日、俺は最悪の気分で駿台模試の会場にいた。
制服のスカートから伸びる生足に吹き付ける、容赦のない教室の冷房。そして何より、周囲の受験生たちからの「場違いな美少女が紛れ込んできた」と言わんばかりの刺すような視線が、俺のプライドをガリガリと削っていく。
(落ち着け……。中身が誰であろうと、俺がこれまでに積み上げてきた知識の量に変わりはない。解答用紙に叩き込むだけだ)
深呼吸をして、いつも通りにシャープペンシルを構える。しかし、その指先はあまりにも華奢で、自分のものとは思えないほど白く震えていた。
そこへ、試験開始を告げる無機質なチャイムが鳴り響く。
「それでは、始めてください」
試験官の合図とともに、一斉に問題用紙をめくる音が教室に響いた。俺も気合を入れ直して最初のページに目を落とす。
「――は?」
目の前にあるのは、昨日までなら瞬時に解法が閃いていたはずの、至極見慣れた数学の難問。
しかし、どういうわけか、数式がただの記号の羅列にしか見えないのだ。頭が働かない。それどころか、強烈な睡魔と、下腹部を締め付けるような謎のずん、と重い痛みが俺を襲い始めていた。
(嘘だろ……。まさか、このタイミングで生理ってやつか……!?)
エリート学生の脳みそが、人生初の「女子の身体の洗礼」によって完全にフリーズしかけていた。
ご一読いただきまして誠にありがとうございました。ます よろしくお願い申し上げます。




