第26話〜閃き
書かせていただきました いよいよ 彼にひらめきがあります 入れ替わりの秘密 そうなる タイミング、川のきっかけ 少しずつ解明されていきそうです。乞うご期待!
「……そりゃそうだけどさ。だったら、僕の身体でそっちのシーフードドリアを代わりに食べてよ。こっちだって腹が減って倒れそうだ」
男の姿をした彼女は、目の前に置かれたアツアツのドリアをじっと見つめた。
いつもならカロリーを気にして注文を躊躇するメニューだが、今は他人の身体、それもがっしりとした男の身体だ。
「……ま、いいか。今のあたし、元自衛官志望の筋肉があるわけだし、少しくらい食べても消費できるわよね」
彼女はスプーンを手に取り、フーフーと息を吹きかけながらドリアを口に運んだ。
その瞬間、男の姿をした彼女の顔が、女の子らしい至福の表情に緩む。外見は男なのに、中身が完全に乙女なそのギャップに、彼はパスタを巻き取る手を止めて思わず苦笑いした。
「おい、顔。男の顔でそんなに嬉しそうに食べるなよ。周りから見たら不気味だろ」
「うるさいわね。美味しいものは美味しいの。……あ、そうだ。食べるのに夢中で忘れるところだった。スマホの『非通知』だけどさ」
彼女はスプーンを置き、真剣な目付きに戻って声を潜めた。
「入れ替わった瞬間、確か変な電子音が聞こえなかった? あの音が鳴ったのと、そのスマホに非通知の着信があったタイミング、完全に一致してる気がするのよね」
もう一度いただきまして誠にありがとうございました。少しでも楽しみいただけたならば光栄です。物語 大きく 展開させる予定です。 よろしくお願いします。




