第1話〜これって現実みたいだ
こんにちは。書かせていただきました。だから色々なエピソードがあるので、見逃しなく に遅刻していただけましたら幸いです。乞うご期待…!
「ちょっと、あんた何ボサッとしてんのよ!それよりこれ、どういうこと!?」 俺の顔をしたその女性(?)は、俺の躰の胸や腕をめちゃくちゃに叩きながら、信じられないものを見る目でこちらを睨みつけている。
「知りませんねえ。今分析してみてるところなのですがねえ」
お互い、状況がまったく理解できない。
大学受験のために、ただひたすらに机に向かって過ごした俺の人生に、こんなSFみたいなアクシデントが起きるなんて。━━そんな筈はない。これはきっと論理的に分析すれば説明出来る現象に過ぎないのにきまっているのだ。しかし…。
視界の低さ: いつもより明らかに目線が低く、世界が広く見える。
体に感じる違和感: スーツの生地越しに伝わる、いままで経験したことのない体の軽さと、胸元の妙な重み。
目の前の「俺」: 猫背で頼りなかったはずの俺の体が、今は見たこともないほど鋭い眼光でこちらを威嚇している。
「……う、嘘だろ……こんなことって…」
恐る恐る、今の自分のものらしき「細い手」を顔に当ててみると、小さくて柔らかい手のひらの感触が返ってきた。
「嘘じゃないわよ!っていうか、あんた私の体でそんな情けない声出さないでよ! 気持ち悪い!」
俺の顔をした彼女は、ガシガシと頭を掻きむしりながらベッドから降りようとして、自分の(俺の)足のもつれさに「チッ、本当使い物にならない体ね……」と再び盛大に舌打ちをした。
どうやら、あの本棚の雪崩に巻き込まれた瞬間、俺たちの身体は完全に入れ替わってしまったらしい。何故なのかはまだ分からないのだけど。
御一読いただきまして誠にありがとうございました。まだまだ書きます よろしくお願い申し上げます。




