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第14話〜危機一髪

書かせていただきます。主人公にピンチは続きます。ドタバタコメディーのようです。いや。どたばたコメディーなのかもしれません。F 是非御一読になっていただけましたら幸いです。

 臨時休業の貼り紙に目の前が真っ暗になった。

「嘘だろ、頼むから開いてくれよ……!」

心の中で叫びながらスマホを起動し、マップアプリに文字を打ち込む。一番近いコンビニまで徒歩5分。講義開始まではあと10分しかない。

 一刻の猶予ゆうよもない。私は下腹部の鈍痛を無視し、ゴワゴワする足元を必死に動かして走り出した。女子大生の体は思った以上に軽くてもろい。慣れない歩幅で焦るあまり、駅前の段差に足をとられた。

「あ――」

視界がぐにゃりとゆがみ、アスファルトが目前に迫る。派手な音を立てて膝を打ちつけた瞬間、ふわりと風が吹いてスカートが大きくめくれ上がった。

(待て、最悪だ、見られる――!)

 激痛と羞恥心、そして衝撃で応急処置がズレたかもしれない恐怖が同時に押し寄せる。元の体の持ち主の尊厳を守るため、私は涙目で必死にスカートのすそつかみ、地面に伏せたまま周囲の視線をさえぎるように身を縮めた。野次馬が余計な言葉を吐き出し始める前にここを撤退しなければならない。いや、撤退ではない!コンビニでナプキンを買わなければならないのだ!

お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。次も書きます どうぞよろしくお願いします。

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