第15話〜確率と絶望
書かせていただきました。物語はさらにスリリングになっていきます。この窮地を脱することはできるのでしょうか?乞うご 期待!
周囲の視線をいなしつつ、一刻も早く立ち上がって目的を果たさなければならなかった。
痛みを堪えての再始動: 擦りむいた膝の激痛に耐えながら、スカートを押さえ込んでどうにか立ち上がる。周囲の「大丈夫?」「お怪我は?」という声を背に、恥ずかしさをエネルギーに変えて再び走り出す。
もう羞恥心も女としての誇り(プライド)もどうでも良かった。 スマホの時計は無情にも進み、残り時間はあと7分。走るたびにズレる感覚と戦いながら、ついにコンビニの自動ドアへと飛び込む。
しかし、普段行ってみようなどと思ったこともない生理用品コーナーが、どこなのか見当もつかない。
そうかと言って、店員にその場所を尋ねるのも、え?女の癖に知らないの?っていうような目をされるのも癪に障りそうだったから、やめておくのだった。
やっと見つけた時には、さらに2分が経っていた。時間を逆算し、今後経過する時間となさなければならないミッションの達成確率を頭の中で計算してみた。
━━1.025%。それが 計算結果であった。計算 漏れはないと思う。それは限りなく不可能に近いということだった。だが、彼は諦めなかった。少ない可能性に賭けた。歩を止めなかった。レジに向かう。
そこで絶望した。万事休す、か…。今までの人生で最大の絶望かもしれなかった。
お読みになっていただきまして誠にありがとうございました。




