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訪問者、現る

 翌日、私は作業着に着替えて鍬を持ち畑(予定地)の場所に木の枝で線を引いた。


「一人で耕すんだから最初は無理しない広さで良いわね」


 線の中の土に鍬を入れる、サクッサクッという音が心地よい。


 土魔法で耕す事も可能ではあるんだけど私は汗水流したい性分なので出来る限りは魔法に頼らずに自分の力で頑張るつもり。


 5列ぐらいに土を盛り上げたら、事前に購入した野菜の種を巻いていく。


 均等に重ならないように距離を置いて巻いたら土で埋めて水をあげていく。


 まずは野菜作りから始めて次は花を植えて綺麗な花壇を作る予定だ。


「あ、盗難防止の為に柵も作っておきましょう」


 木の杭を四隅に刺してそこを囲う様に縄を引いていく。


 オマケにこの縄に防御魔法をかけておく。


 触れたらビリッと来る予定だ。


 ふぅ〜、と一仕事を置いて涼んでいると遠くから馬の足音と馬車の音が聞こえてくる。


(あら? ここの場所はまだ関係者以外は知らせてはいないつもりだけど?)


 馬車がだんだんと近づいてきて小屋の前で止まった。


 馬車には王家の紋章が飾られている。


「ごきげんよう、アレーヌ様」


「ミリヤ様ではありませんか」


 馬車から降りてきたのはこの国の第一王女であるミリヤ・ハイラール様だった。


 因みに私の1つ年下で仲が良い。


「留学から帰って来られたんですか?」


「えぇ、お父様から兄がしでかした事を聞きまして……、アレーヌ様にはご迷惑をかけて申し訳ありませんわ」


 ミリヤ様は頭を下げた。


「いえいえ、既に済んだ事ですので……」


 ミリヤ様は素直に非を認める事が出来る貴重な方だ。


 だから、民から慕われていたんだけど元王太子様からしてみれば脅威ではあった。


 だから熱心に留学を勧めたらしい、というのを聞いて呆れてしまったし好感度は下がった。


 結局は自滅してしまったから、なるべくしてなったのかもしれない。 

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