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音楽の神学み  作者: 聖
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8/12

Alice In Chains「Man in the Box」

Won’t you come and save me?

グランジと呼ばれるバンドの中でも、特にメタルやハードロック色の強い人たちですね。メタルとかの人ってなんでそんなに荒ぶってんのやろ、いったいどういうメンタリティやねん、なんて素朴に思うこともあるんですけど、この歌については、思いっきりキリストに呼びかけてる内容なんですよね。こういう人たちってなんかいかにも神とか否定してそうな感じがしますけど、意外にそうでもないっていう。


こういう歌が普通にヒットしちゃうところがアメリカのすごいところだなーって。日本はまあ文化が違うので別にしても、ヨーロッパでも世俗化が進んで無神論的な思想が目立っていますから、こんなにストレートに信仰にまつわるような歌が人気になることってたぶんあんまりないんじゃないでしょうか。そりゃ常に世界をリードするわけだわってなりますね。おそらく本気でキリストを信じている者達だ、面構えが違う、みたいな。


ところで、現代の世界の経済秩序は自由主義が基本ですよね。個々人が自分の利益を求めて創意工夫して商売することで、結果的に全体としてもうまくいく、といったいわゆる(神の)見えざる手という考え方で世界は回っているわけですけど。そういう風潮の中で近年ではスマホやAIといった技術が生まれ普及して、個々人の生活の利便性も高くなってきているわけですね。


そういう意味では音楽のヒットチャートというのも、神の見えざる手に導かれた現代の聖歌のラインナップである、などと理解することもまあ不可能ではないことになると思われますけど。神の見えざる手に導かれて、ときに神を求める歌が世の中に波及するって、なんだか見ようによっては現代も普通に神の秩序で動いてるのかもしれないねって。私なんかは思うんですよね。


音楽というのは読み書きできない人にも簡単に内容が伝わるので、かつては教会が万人向けに歌を作っていた、なんていう話もありますけど。現代ではインターネットもあって、言語の問題も簡単に翻訳ができますし、音楽がますます国境を越える普遍性を発揮できる環境になりつつあって。各々が各々の聖歌を世界中から世界に捧げる、くらいの時代が近づいているのかもしれませんね。

動画。

https://youtu.be/TAqZb52sgpU?si=9x3zJpv02wEIQN_6

歌詞。

https://lyriclist.mrshll129.com/aliceinchains-man-in-the-box/

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