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音楽の神学み  作者: 聖
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6/12

Dragon Ash「Under Age's Song」

羽根のないすべての天使に。

この本は私のバイブルです、みたいな言い方ってよくありますよね。こういう言葉を見ると私はつい、いやあんたそもそもバイブル愛読してたことないやろ、だからバイブルのように愛読するという感覚自体がよくわからないはずやろ、適当なこと言いやがって!なんて思ってしまうんですよね。


まあ実際のところ聖書は古くて読みにくいし話もかなり長いし、日本で普通に生きてたら読む理由はあまりないかもしれませんけど、世界で最も売れていて最も影響力のある本なんだから、信じる信じないは別として、一般教養として福音書くらいはもうちょっと読まれてもいいんじゃないの、と私は思うんですけどね。


そういう日本の環境ではめずらしく、ドラゴンアッシュの降谷建志さんはバイブルを本当にバイブルにしている、つまり聖書を愛読している人なんだそうです。天使とか悪魔とかいうのもレトリックとしてはありがちですけど、聖書的な世界観を本当に持っている人が天使という言葉を歌っているからか、この歌はとても優しい応援歌になっていますね。


ヒップホップというのはストリートから生まれた音楽だということがよく強調されますよね。アメリカの黒人の貧困層が、犯罪と隣り合わせの過酷な環境における生活に根差した、タフでリアルな感覚を表現したものである、みたいな。


それはそれとして、アメリカは熱心なクリスチャン国家なので、路上で牧師が説教して観衆が感動してガチ泣き、みたいな文化も普通にあるんだとか。こういうのは日本ではちょっとイメージしにくいですよね。日蓮宗とか浄土真宗なら昔はそういう集まりもあったのかもしれませんが、どちらかといえば一揆とかやってそうで。


アメリカではラッパーのリリックにも当たり前のように聖書的な表現が出てきますし、内容はハードになりがちとはいえ、路上における説教といった文化ともどこか連続しているところがあるんじゃないかなーと思います。そういういわば、野生の牧師みたいなことを日本でやったのがこの歌だということになるんじゃないでしょうか。こういう歌がもっと増えたら、世の中が少し優しくなりそうですね。

動画。

https://youtu.be/Yylfj8xcET0?si=PsHPPgGwhfuQpNB4

歌詞。

https://www.uta-net.com/song/16247/

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