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音楽の神学み  作者: 聖
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2/12

藤井風「まつり」

何にせよめでたい。

私は陰謀論にはあまり関心はありませんが、終末論はわりとまじめに信じています。終末論というのは、聖書のヨハネの黙示録にあるような、世界の終わりがそろそろやってくるんじゃないか、といったことです。世界の終わりといっても別に、巨大な隕石が落ちてくるとか、大地震で火山が噴火しまくるとか、核戦争で地球全土が焦土と化す、といったことではありません。


例えばコロナとリーマンショックが同時発生するくらいの事件なら、明日にでも起きたって何もおかしくはないわけですよね。あるいはAIによって人類の労働は消滅するとか、シンギュラリティによって人類が進化するとかいったことは普通に言われているわけです。それくらいのことはそんなに遠くない未来に起こってもおかしくないし、それが終末論でいうような世界の終わりなんじゃないかなーと。


神学的には、人類に課せられた労働というのは、アダムとエバの犯した原罪に対する神罰であると言われています。そうだとしたら、技術の進歩によって労働がなくなるというのは、人類がついに原罪を克服する、ということにもなるんじゃないでしょうか。そうやって世界が終わるとしたら、そのあとには何が始まるのか。それは、キリストが再臨する千年王国であって、暇になった人類はめでたいお祭り騒ぎをすることになるんじゃないかなって。


そういう未来があるとしたら、再臨のキリストってどんな感じなんじゃろ、って考えたときにしっくりくるのが藤井風さんの「まつり」なんですよ。いわゆるクリスチャンではないにしても、藤井さんの達観した世界観の背景には、宗教的な思想があることはよく知られています。ラブソングを歌うイケメンなんて他にもいくらでもいますけど、キリスト属性まで感じさせる人はちょっと他にはいませんね。


MVで馬に乗る藤井さんは、まるでロバに乗ってエルサレムに入城するキリストみたいやなって。こういう音楽が世に出てくること自体が、近い未来に訪れるであろう千年王国を預言している、ということなのかもしれませんよ。もちろん現実の未来がどうなるのかは誰にもわからないんですけど、そういうことを感じさせるというだけでも、この歌はもはや祝祭の聖歌だね、と私は思います。

動画。

https://youtu.be/NwOvu-j_WjY?si=IwzAYj_GH7arD5ss

歌詞。

https://www.uta-net.com/song/315968/

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