第7話 〜護衛依頼〜
俺達は王城の門番に護衛依頼の件について話、城内へ通してもらい国王がいる謁見の間へ案内してもらった。
「国王様、客人をお連れしました」
「ん、お主らが建国祭の時に護衛を受けてくれる者達だな?」
「はい、今回こちらにも利点があったのでお受けしただけです」
「ほう、そうであるか」
「国王レオニス様、今回護衛の依頼ですが…建国祭の2日間だけでよろしいでしょうか」
「嗚呼、私を護衛してもらうのが依頼だが…お主ら魔法大会と武闘大会のどちらかに出場してみないか?」
一瞬静寂に包まれアルト達は顔を見合せた後に国王を見た。
「「…え?」」
「ヴァルハイム建国祭を盛り上げる為にお主らの力も貸してくれ、よろしく頼む」
(武闘大会か、魔法大会のどちらかに参加すればまた前世に関する記憶が蘇る可能性はあるよな…なら試しに参加するのもありか?)
「レオニス様、大会に出るのは良いとして優勝賞品は何がありますか?」
「お主らにやる気を与える為だ、魔法大会と武闘大会の優勝賞品を見せよう」
使用人らしき人達が厳重に保管された箱を持ってきて、二つの箱を開けそこには剣と宝珠が出てきた。
「この剣は、神鋼剣伝説級の武器で、持ち主と共に成長し創世級の武器になるんだ」
「そしてこの宝珠、輪廻の宝珠一度だけ死を無効化し能力値を大幅に強化する事が出来るが隠された能力があるみたいでな、その隠された力の解放方法は謎なんだ」
「神鋼剣は手に入れたいな」
「神鋼剣は武闘大会の優勝賞品だ、魔法大会の優勝賞品が輪廻の宝珠だ」
「手にしたいのであれば、武闘大会に参加するんだ」
アルトは武闘大会にアイリスは魔法大会に参加する事が決まり、アルト達は急遽出場となった為出場者達の情報集める事にした。
「国王様、俺達大会に参加するので情報集めに行ってきます」
「国王様、失礼させて頂きます」
「建国祭は後2日だから、下調べが十分に出来るか分からないが、優勝できるように頑張ってくれ」
「「はい」」
国王に軽くお辞儀しては謁見の間を出て、城内を歩きながらアルト達は出場者の情報を何処で集めるかを考えていた。
「やっぱり無難に冒険者ギルドか、酒場とかだよね」
「まぁ、そうなるわね」
「だよね〜、んじゃ行ってみますか」
王城を出てアルト達は先に冒険者ギルドと向かって行った。
「すみませ〜ん、あの、お聞きしたいことがありまして〜…」
「どうなさいました?お聞きしたいこととは?」
「受付さん、2日後に行われる武闘大会と魔法大会について聞きたいことがあるの」
「ヴァルハイム建国祭での大会ですね、その件について何をお聞きしたいんですか?」
「出場者の情報が欲しいんですけど、ありますか?」
「承知しました、少々お待ち下さい」
棚の方から書類関係を取り出して数枚の紙を机に置いた。
「こちらが出場者の情報になります。先ずは武闘大会の出場者12名、4年連続優勝者のバルド・フェンリスさんが参加するんですけど…」
「ですけど?」
「何か卑怯な手を使っているんじゃないかって噂で」
「なるほど、アルトこれは解決した方がいいみたいね」
受付嬢は不思議そうにし首を傾げていた。
「あの失礼ですが…貴方達も参加なさるんですか?」
「ええ、私達も急遽参加する事が決まったの、だから情報を集めたくてね」
「わかりました。次は魔法大会の出場者ですね、今回は凄い方が参加なさるんです!」
「凄い方?それってどんな人なの?」
「クローネ・オズヴァルト、その方は無敵とも呼ばれていて、冒険者ランクも高く宮廷魔導師レベルだと言われています」
「どんな魔法使うかって情報はある?」
「情報では全属性使うそうで…対策等は出来ないかと」
「まぁ、アイリスなら何とかなるか、ありがとうお姉さん」
ある程度情報を知れたアルト達は、冒険者ギルドを出て今回泊まる宿屋へ向かって行き、荷物等を置いて夜までゆっくりする事にした。




