第4話 ~魂喰いの霊域~
「その依頼の内容は?」
「依頼難易度Sランクの『魂喰いの霊域』さ」
「た、魂喰いの霊域?なんか、めちゃヤバそうだな」
その依頼内容について説明してもらう事にした、その依頼内容は数百年前に滅んだ村で、次々と冒険者達が消息を絶っているらしい。
「で、そこの村の調査を俺とアイリスがするってことですか?」
「そういうこと、君とアイリスなら問題ないと思うけど」
「もちろんよ、アルトの実力は世界征服ができるくらいだから」
「あ、アイリスさん?世界征服なんてしませんよ?」
「例えよ、そのくらい強いって意味」
アルトはその言葉を聞き疑問に思っている事があった、本当に自分にはその実力と能力があるのだろうかと…。
まだ、実際に戦闘を行っていない状態で、自分は上手く動いて戦う事が出来るのかと少し不安になっていた。
「さて、早速準備して行ってもらうよ」
「わかりました」
ギルドを出てアルト達は道具屋等で準備を行い、山奥にあるとされる滅んだ村へと向かって行った。
「そういえばさ、俺達の目標ってなに?」
「そうね、アルト貴方の記憶を蘇らせることかしら」
「昔の記憶を全て蘇らせるってことか…それで俺の輪廻能力が全覚醒するなら…」
俺はアイリスの事についてまだ謎だらけだった。ただ前世の記憶に残ってる人物だ、ただそれだけの関係でアイリスの事は全く分からない。
どんな性格で、どんなことを考えてるのか、どんな能力を所持しているのか、何も知らない。
「何考えてるの?アルト」
「ん?ちょっと、考え事をな」
「ふ~ん、まぁ、いいや」
「ってか、相当歩いたけど…まだ村らしきもの一つも見当たらないんだが?」
「おっかしぃな~…ここら辺で合ってると思うんだけど」
山奥へと歩き進めると徐々に霧が現れ次々と霧は濃くなっていき、アルトとアイリスは霧に囲まれたと思った瞬間にボロボロになった建物達が見え滅んだ村に到着したことがわかった。
「ここが、滅んだ村…」
「じゃあ、早速調査しようか」
辺りを見渡すと徐々に霧が晴れすると屍と化した人々達がそこにはいた。
「なんで棒立ち?しかも、地面に倒れてる人もいるし」
「これはどういうことだろう…意識がない状態みたいだ」
「なんで意識ないか、調べる方法ないかな?」
「調べる方法はあるよ、アルトの輪廻能力で」
「俺の?幾つか少しだけ記憶を見ただけだけど…能力扱えれるのかな…」
「んじゃ、屍となった人を鑑定してみようか。意識を集中させて、大丈夫アルトならできるから」
深呼吸しアルトは屍を鑑定しようとした瞬間に、自然と能力名が頭の中へ流れ込んできた。
「輪廻識眼」
アルトの右目には魔法陣が現れステータスウィンドの様なものが現れ、鑑定した屍の情報が全て載っていた。
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名前 : ドラン・ガストン (48)
加護 : 大地親和 戦神の加護
固有能力 : 魂感知 生活知識 健脚 危機察知 戦場適応 生還本能 剣聖の才 闘気解放
状態 : 魂虚化
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「アイリス、魂虚化ってなに?」
「魂が入ってない状態ってことだよ、でも、おかしいな…それは究極能力所持者の輪廻能力だったはず…」
「ってことは、この村人達の魂だけを抜き取ってなにか企んでる奴等がいるってことだよな」
「そういうことになるね、これは久しぶりに少し激しい戦闘になりそうだね」




