第3話 ~魂核階級~
俺達は村を出てから数時間かけて街へと到着した。
「到着したのはいいけど、冒険者ギルドって何処にあるんだ?」
「まぁ、あんな田舎村出身のアルトには分からないか…」
「なんかその言い方酷くない!?傷つくんだけど!?」
「ほら、冒険者ギルドに向かうわよ」
「ちょ、置いて行かないで!」
アイリスは足早にギルドの方へと向かって行きアルトはその背中を追い掛けて行き、数分後に大きな建物の前で立ち止まり扉を開けて中へと入る。
「こんにちは、って、アイリスさんじゃないですか」
「久しぶりね、今日は新人になる人を連れて来たの」
「こんにちは、あのギルド登録ってどうやってできますか?」
「少々お待ち下さい、只今準備致しますね」
机の下から時折物音立てながら水晶を取り出し置いた。
「まずは、この水晶に触れて頂きます」
「触れるとどうなるんですか?」
「この水晶に触れると、魂核の鑑定が始まります」
「要するに、登録情報に魂核の階級が必要なの」
「ほぅ、そうなんだ」
「魂核の階級は下から白、蒼、緑、紫、赤、金、七彩白金となります」
「七彩白金って、なんですか?」
「七彩白金は虹色に白、金の二つの色が混ざった虹色と思えばいいよ」
「アイリスさんの言う通りです、そのように思って頂ければ大丈夫です」
「因みに~…七彩白金って、居るんですか?」
「それなんですが…この世界に一人もいません…」
「え!ひ、一人もいないの!?アイリスは?アイリスはどうだったの!?」
「はぁ…私は金止まりだよ、あまり言わせないでくれる?」
「すみません…」
「では早速、この水晶に触れてみてください」
アルトが水晶へと手を翳しゆっくり触れてみると、魂核の鑑定が始まり、水晶が七彩白金に光り輝いた。
「うわ!眩し…っ!!」
「こ、これは!!」
「ふっ、やっぱり貴方は唯一無二の存在ね」
アルトの魂核は七彩白金に光り輝いた結果、ギルド内は大騒ぎとなりこのことは話題となって街へ広まった。
「ギ、ギルド長を…お、お呼び致します~!!」
受付嬢は慌てて別室へと向かって行きギルド長を呼んで受付の方へと連れてき来た。
ギルド長はとても可愛くて髪色は水色で白色のメッシュでショートヘアの女性だった。
「なんだなんだ、騒がしい」
「ギルド長!この方です!!七彩白金級の魂核の人は!」
「ほぉ、君が七彩白金級の持ち主か」
「あの~…俺はこれからどうなるんですかね…?」
「君は七彩白金級の持ち主だからな、国は目をつけるだろうね」
「まぁ、私は予想付いてたけどね」
七彩白金級の魂核の冒険者として登録されてはこれからの事についてギルド長を入れ話す事になった。
「さて、これから君の冒険者ランクをどうするのか、について話させてもらうよ」
「アルトの実力だったら、Aランクが妥当かな」
「SSランクのアイリスが言うならそのくらいの実力ってことか」
「じゃあ、アルトくんだっけ?君は特例としてAランクまで上げさせてもらうよ」
「分かりました、ありがとうございます」
アルトの冒険者ランクはAランクとして登録されたが、魂核の階級については国家機密情報として特定の人物しか情報の閲覧を許可できないとされた。
「君の情報は国家機密レベルだってことを忘れないでね」
「そこは大丈夫です、理解してます」
「それで、アイリスとアルトくんはこれからどうするの?」
「これからはアルトに冒険者として生きる基礎を教えて、徐々に強い魔物を倒させて、実戦を積ませるつもり」
「まぁ、それが1番良いだろうね…じゃあ、1つ私から依頼を受けてみないかい?」
「依頼ですか?どんな?」
「ふふ、まぁ、アルトくんには簡単なお仕事だよ」




