第2話 〜輪廻継承〜
突然の出来事で俺は一瞬動揺してしまったが、少し深呼吸をし美少女と話すことにした。
「それで、君はどうやってここに?」
「あ〜、私?それはまぁ、転移魔法でね」
「座標がわかる場所や、行った所のある場所なら転移魔法で飛べるってことか」
「あと、俺が思い出したってどういうことなんだ?」
「アルト、貴方はこの世界で唯一無二の能力を持っているの」
「唯一無二の能力…」
「アルト、貴方の能力は『輪廻継承』よ」
「輪廻継承…その能力ってどんなものなの?」
謎の美少女から俺の輪廻能力について話を聞くことにした。
俺の能力輪廻継承は、何千回と繰り返し輪廻転生をし、俺の魂核が全ての記憶や培った経験等や全ての能力を記憶しているから使えるらしい。
一般的に、魂核は前世の記憶と能力だけしか引き継げない。何度も同じ魂核が転生しても、今まで転生した分の培った経験や記憶や能力は引き継ぐなどはできない。
それ以降の記憶や能力は全て消去され、消去された能力は別の転生者へと譲渡される。
他に俺の能力輪廻継承は、死んだ者の魂核を取り込み管理する事ができ、その魂核の新たな器となる肉体等があれば蘇生させれるというチート能力があるみたいだ。
後は倒した悪魔や神や魔王や天使等の能力を奪い自身の能力に出来るみたいだ。
「それにアルトには創世神級の能力を一つ持っている」
「創世神級の能力?」
「それは…根源輪廻って能力よ、世界のそのものを書き換え、新たな輪廻を創造する事ができるの」
「なにそれ…怖いんだけど!!」
「まぁ、その能力はまだ使えないんだけどね」
「よかった…」
「貴方はまだ弱いから、使える能力も限られてるけど…普通のSランク冒険者よりかは強いけどね」
「え!?俺ってそんなに強いの?」
「実戦を積めばもっと強くなる、アルトには才能があるから」
「じゃ、早速冒険者にならなくちゃな!」
アルトは荷物を軽くリュックに詰めて背中に背負って窓から家を出て街へと目指して旅を始める事にした。
「いいの?両親に何も言わなくて」
「いいよ、きっと幻滅して俺のこと何とも思ってないだろうし」
「ふーん、そう…」
「そういえば、名前聞いてなかった教えてくれる?」
「私の名前は思い出してないのね…ふぅ、私の名前はアイリス・フェリシアよ」
「アイリス・フェリシア…」
アルトはその名に遥か遠い昔に聞いた覚えがあった、一瞬過去の記憶が蘇りアイリスが笑顔で喜ぶ姿が見えた。
「もしかして、私の事思い出した?」
「少しだけ、記憶が蘇った…アイリスってあんな可愛い笑顔なんだな」
「…っ!う、うるさい!!」
「まあまあ、いいじゃん、そんな怒らなくても」
「早く行くわよ!ギルドへ!!」




