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輪廻転生 〜死ぬたびに最強能力を継承する俺は、輪廻の果てで神を喰らう〜  作者: るの 。


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第14話 〜魂命の邂逅〜


アルト達は王城の治療室に運ばれ怪我の手当てをしてもらい、少し落ち着いた後にルシエラとアイリスは2人で話せる別室へ向かって行った。


「師匠、知る必要あるって意味どういうことなんですか?」


「貴方と、アルトとの関係についてよ」


「え?あの師匠、私はアルトさんって方と会うのは初めてですよ?」


「今世で出会うのは初めてだけど、前世では貴方とアルトは何度も出会っているの」


「前世…?師匠はどうしてそんなことを?」


「ルシエラ、貴方はアルトを見た時違和感を覚えなかった?」


違和感と言われた時に、ルシエラは初めてアルトと出会った時、言葉では表せられない感情を抱いていた。


「確かに…あの時少し変な感覚を感じたっす…」


「そう…やっぱりそうよね…」


「師匠は、どうしてそんなことを?」


「私の能力は知ってるよね?それで鑑定したの、「魂理解析」(ソウル・アナリシス)でね。そしたら、貴方とアルトは同じ魂で同じ魂核(ソウル・コア)を持っているの」


「え?そんなことあるんすか?でも、同じ魂ってどういうことっすか?」


「陰と陽で貴方達は分裂し、その魂が今の貴方たちなの」


陰陽とは、古代からの思想から生まれた言葉で、世の中すべてのものを「正反対のふたつの力」に分けられて考える味方である。


お互いに対立しながらも支え合い、バランスを保って成り立っている。


例えば、陽は、暖かい・明るい・太陽・男・などのイメージがある。


陰は、寒い・冷たい・静か・夜・月・女・などのイメージがあり、陰がいなければ陽の存在は成り立たないとされている。


「じゃあ、私は陰の存在…その元の魂に戻った場合ってどうなるんすか」


「貴方の存在は消滅するわ…誰の記憶にも残らずに」


「そんな…嫌っすよ!!」


「でも、戻らなければ…アルトは元の力が戻らない…」


「その話…ほんと?アイリス」


部屋の扉を開けて中に入り、アルトは真剣な表情でアイリスを見詰めた。


「…っ、本当よ…今の話聞いてたのね…」


「うん、あの1段階目の覚醒って言葉も気になってね、それを聞こうと思って探してたらアイリス達の話声が聞こえたから」


「じゃ、私がどうして、輪廻の宝珠が欲しいと思ったかも話さなくちゃね」


「まず、輪廻の宝珠は一度死を無効化する能力があるけど、もう一つ能力があるの…それは輪廻の宝珠を魂の依代とし肉体を再形成、死者蘇生を行えるの」


「アイリス、まさか…」


「そう、ルシエラとアルトを本来在るべき魂に戻し、輪廻の宝珠にルシエラの魂の遺伝子を入れて蘇らせるの。別の魂としてね」


「私の輪廻能力(リヴァース・ソウル)は魂なの、魂そのものを操ることもできるし、魂の再形成もできるの」


「でもさ、元の魂に戻すってどうやってするの?」


「一度、ルシエラには死んでもらうしかないわ…でも安心して、魂を抜き取るだけだから安心して?」


「安心できないっすよ!めちゃくちゃ怖いじゃないっすか!!」


「大丈夫、感覚的には睡魔が来て眠る感じだから」


「そ、そうっすか?なら、いいんすけど」


アルト達は輪廻の宝珠をどうやって手に入れるかを考え始めていた。


「それにしても、輪廻の宝珠どうやって手に入れる?」


「そうね、国王様に直談判するしかないわね」


「それで納得してもらえると有難いんすけどね」


「それでさ、俺の1段階目の覚醒ってなに?」


「それは、アルト貴方が前世を取り戻すのと条件が揃うと、段階ごとに覚醒し前世の最強だった時代の能力と知識と今までの戦闘経験が取り戻せるの」


「じゃ、今回はたまたまピンチの時に条件が揃って覚醒して彼奴等が見逃してくれたってことか」


「とりあえず、国王様に直談判しに行きましょう」


「あの教団、「終焉の使徒」(メネシス・アポストル)が動き始めたのはやばい…」


アイリスはポツリと呟いて一瞬表情を曇らせていた、アルトはその瞬間を見逃さなかった。




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