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革命~悪魔の声3.1~  作者: おぺ
15/18

15総務さんと貴公子さんの実家へ!


本日の仕事終了。

事件らしい事件も起きず平和な一日だった。


・・みんなネットで議論し合っているのかな?


貴公子「後輩くんお待たせ。仕事は大丈夫かい?」


後輩「ええ。今日は平和でした。」


貴公子「じゃあ行こうか。後輩くんは車だっけ?」

貴公子「話しながら行きたいから今日は僕の車で行こう。」


経理「・・え・・貴公子様が知らない男といるわ!」

経理「エルフが人間と一緒だなんて緊急事態よ。」


・・貴公子さんエルフ呼ばわりされてる・・

エルフってほど日本人離れしてないけどなぁ。


・・

・・・・


貴公子さんの車に乗る。


後輩「やっぱり普通車大きいですね。」


貴公子「妻が普通車にしろって言ったんだ。」

貴公子「僕は便利ならなんでもいいからね。」


後輩「俺はお金ですね。」

後輩「最初中古車乗って、次にバイトして買った新車が今の車なんです。」

後輩「学生でしたし安い軽自動車しか選択肢なかったです。」


貴公子「僕も最初は中古車だったっけ。」

貴公子「慣れないとぶつけそうになるよね。車庫入れとか苦労したよ。」


後輩「乗り始めは、お店の駐車も隣に車があると緊張しました。」

後輩「教習所ってそこまで練習しませんよね。」


貴公子「そうそう。運転してると教習所で起きなかったイレギュラーあるよね。」

貴公子「事故で片側交互通行やってた時、事故現場が気になって運転雑になったことあるよ。」

貴公子「前の車にぶつかりそうだったな。普段から車間距離とる癖つけるの大事。」


後輩「グレーチングが外れてタイヤが空回りした時は慌てました。」

後輩「どうすんだこれーって。」


貴公子「僕もあった。近くの人が助けてくれてなんとかなったよ。」

貴公子「こういう時に後ろから車が来るとさらに慌てちゃったりね。」


後輩「・・俺、その状態になりました。」

後輩「年配の方でしたが、結局その人が助けてくれて脱出しました。」

後輩「無事とは言えない。」


貴公子「どっと疲れが来て・・心が特に疲弊するよね。時間がかかるほどさらに疲弊ドン!」

貴公子「それでも車は手放せられない。」

貴公子「家族がいるから僕が乗せないといけない。」


後輩「俺は仕事で車に乗るから、普段から慣れておかないと。」


貴公子「・・カーチェイスするの?」


後輩「たまにあります。逃走車が小道入って逃げたりして緊張感全開になったり・・」

後輩「まぁその時は小道出たところの信号で止まってて、おおおい!ってなりましたね。」


後輩「自動運転が実用化されたら、いずれカーチェイスも白バイ警官もオービスも死語になるんでしょうね。」


貴公子「すべての車が自動運転車になるのは実用化からさらに先さ。」

貴公子「30年、どんなに早くても20年は未来の話だろうね。」


さすがに30年後は生きてるよね。

道路見るとみんな整然と同じスピードで走ってるんだろうなぁ。


未来の社会って感じだ。わくわくする。


・・

・・・・


貴公子「ここが僕の実家だ。どうぞ入ってくれ。」


後輩「お邪魔します。」


母親「お帰りなさい・・あら?」


貴公子「ただいま。こちら友達の後輩くん。刑事なんだ。」


後輩「始めまして。刑事課の後輩です。」


母親「え!?あ、あなたに友達・・?」

母親「詐欺とかじゃないわよね?」


なんでやねん。


貴公子「僕が誘ったんだから詐欺のわけないよ。」


母親「・・そう。何をお出しすればいいのかしら?お酒とか飲みます?」


後輩「コロナ禍ですのでお酒はちょっと・・」


貴公子「僕が適当に持っていくよ。」

貴公子「母さんは何もしなくていいから。」


母親「・・え、ええ、わかったわ。」


貴公子さんのお母さん綺麗な人だ。

顔面偏差値は9割方遺伝。


・・

・・・・


貴公子さんの部屋は落ち着いた感じがする。

白と薄い水色の壁。薄い茶色の棚。物は少ない。


貴公子「普段はマンション住みだからね、ここはもうたまに使う程度なんだ。」

貴公子「本当はそっちに案内したかったけど・・妻にはあまり会わせたくない。」


後輩「奥さんが他の男の人に会うのは嫌ですよね。」


貴公子「それは別に。むしろ後輩くんの方が・・妻は嗅覚鋭くてね。まぁ妹もだけど。」

貴公子「心の機微きびさといというか、結論から言うと後輩くんが危険かも。」


後輩「え!?」


貴公子「僕は妻の所有物なんだよ。婿養子に入ったこともあって、向こうのルールで生活している。」

貴公子「普通車に乗らされてるのも、その方が見栄えがいいかららしい。」


後輩「婿や嫁は相手の家に入るから、向こうのルールに沿わないといけないとこありますよね。」

後輩「外国人が日本に来たら日本のルールに従うのと同じで。」


貴公子「僕たちも外国では外国のルールに従う。それと同じだ。」

貴公子「もちろん人権や人道に反するルールにまで従ういわれはないが。」


後輩「自分の欲望で相手のルールをねじ曲げなければまぁ大丈夫ですよね。」

後輩「・・というか奥さんの所有物っていうのはあんまり良くないイメージですが。」


貴公子「僕が納得してるから問題ないよ。それに妻の感性は結構楽しい。」

貴公子「少年はかわいく、青年はかっこよく、老年はダンディであるのがあなたの一番輝く形だって。」


貴公子さん、今も落ち着いてる感じが似合ってる。

歳とったら渋めのいい男になりそう。


貴公子「そんなわけで、僕をとられそうだと気付かれたら後輩くんに危害が及ぶ。」


貴公子さんの奥さんってハンターか何かかな?

男同士の友情と男女の愛情は両立すると思うけど。


・・・・


総務「ただいまー。」


母親「お帰りなさい。」


総務「・・兄さんいるんですか?それにこの靴・・後輩さん?」


母親「知ってる人なの?そうなのよあの子が突然連れてきて・・」

母親「ねぇ、あの子騙されてない?」


総務「後輩さんは人を騙せる方ではないですよ。」

総務「気になるなら私が様子を見てきます。同じ署の刑事さんでよく会っていますから。」


母親「ならいいけど・・心配だわ。」


・・・・


貴公子「妹が帰って来たみたいだね。」

貴公子「さすがに戸を開けてると玄関の声がよく聞こえる。」


後輩「防犯を考えると、よく聞こえた方がいいんですよね。」

後輩「プライバシーを考えると難しいところですが。」


髪とか大丈夫かな。総務さんがこっち来るわくわく。


SOUMU「うほうほ、オレ、SOUMU」


SOUMUは窓から放り投げられた。

この町って変なの多くない?


総務「こんばんは。後輩さんいらしてたんですね。」


後輩「お、お邪魔してます。」


総務「様子を見に来ました。」

総務「母のことは気にしないでください。心配性なんです。」


貴公子「昔はよくトラブル持ち込んでたからね。」

貴公子「悪ガキが出入りしたり、女の子が大挙したり。」


総務「断れない性格ですものね。」


貴公子「総務が代わりに追い払ってくれたよね。」


総務「家を荒らされるのは嫌ですもの。」

総務「母が心配するのもわかりますが、後輩さんはそんな人じゃないですよね。」


後輩「・・どうだろう?自分のことってあまりよくわからない気がする。」

後輩「自分の評価と他人の評価が一致しないことも多いし、距離感も人によって違う。」

後輩「自分がいいと思う距離も、他人が嫌がる距離かもしれないし。」


総務「それがわかっていれば大丈夫ですよ。」

総務「ただ・・気にしない人が迷惑をかけて、気にする人は孤独になりやすい気がしますね。」

総務「ちょうどよい距離を見つけることが大切かと。」


むぅ、難しい。


総務「では私はこれで。後輩さん、ゆっくりしていってくださいね。」

総務「それと兄さん・・譲るつもりはないですよ。」


総務さんは退出した。


貴公子「宣戦布告されたかな?いや・・この場合、僕が横やりを入れた形なんだろうね。」

貴公子「・・なんだろうこの感じ。心の底から楽しい気持ちになっていく。」


貴公子「ああ、これが自分で決めるってことなんだね。こんなの初めてだよ!」


え?初めて?

貴公子さんは、子供のように目を輝かせていた。


・・

・・・・


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