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蒼い華  作者: 桜ノ夜月
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15/18

「蒼い華」 予告編

活動報告でもお伝えした通り、最後になるので、予告編→一日目→二日目みたいな順番で書いていきたいと思います。

今回は予告編で、鏡夜目線です。

番外編              蒼い華

『今回のリクエストは、久しぶりに作者がイチャコライチャコラしている二人を書こうと思いましたので、書いてみました。連休をモチーフにしております。ただ、連休前の様子から書き始めるので、ご了承ください。』by作者

「一緒に居たい。」Dear鏡夜

ガタガタッ、と椅子をひいて動かす音がした。

「連休どうするー?」

「ゲーセン行かねぇ?」

クラスでは明日から三日間続く連休の話題で持ちきりだ。

五月蠅いくらいざわついている。

―そういえば、連休か…。

俺は窓の外にどこまでも果てしなく広がる澄んだ青空を見上げながらぼんやりとそんな事を思った。

―綺流社は今頃、どうしてるんだろうか…。

ぼんやりとそんな事を思っていると、

「鏡夜~帰ろう~。」

少し甘くて、柔らかくて、可愛らしくて澄んでいる声が聞こえた。

そんな大好きな綺流社の声を聴くだけで思わず頬が緩む。

可愛くて、好きで、大好きでどうしようもないくらい好きだ。

心臓が苦しいくらいバクバクして、好きで堪らない。

本当ならすぐに振り向きたいところだが、逆にこのまま振り向かなかったらどんな反応をするのか見てみたい。

「鏡夜~?」

ううっ、可愛いが…

「き、鏡夜~…」

うわあああっ!可愛い!可愛すぎる!

「…ぐすっ、鏡夜~…」

うわあああっ!マズイ、泣きそうになっている!

「…ッ、ごめん、綺流社。」

まだ聞いてみたくもなったが、綺流社が泣いてしまうのは精神的に苦痛なので鞄を持って綺流社のもとへと駆けよる。

「あ、よかった~、鏡夜。気付かないのかと思っちゃったよ~…」

いつもどおり可愛い微笑みで安心したように俺に笑いかける姿に、心臓がおかしいくらいに高鳴り始める。

「本当にごめんな、綺流社。」

さすがにやりすぎたかもしれない。反省。


にこにこしている綺流社と手を繋いで、二人で歩道を歩く。

「うわあ…見てみて、鏡夜!この花、可愛いね~!」

途中に咲いている淡い薄桃色の花を見て、綺流社が微笑む。

淡い薄桃色の花は、アスファルトの隙間に一輪だけ咲き誇っていてそれでも強く咲いている。

「…綺流社みたいだな。」

思わず呟くと思い切り照れられた。

…くそっ、可愛い…。

思わず抱き締めると恥ずかしそうにはにかまれた。

…なんでこんなに可愛いんだ、綺流社は。

綺流社と手を繋いで、ふとクラスメイトの会話を思い出した。

「綺流社…明日からの連休、何か予定とかあるのか?」

おそるおそる綺流社に訊ねると、綺流社は少し考えて

「無いよ~?」

と微笑みながら言った。

そんな綺流社がものすごく可愛くて、思わず俺は抱き締めてしまった。

「き、鏡夜…?ふぇ?」

明らかに綺流社が戸惑っている声が聞こえる。

きっと、俺の顔は今ものすごく赤いんだろう。

綺流社に見られなくて良かった、と心の中で呟く。


「連休は、ずっと俺と一緒なんだからな。」


耳元で呟いたら、真っ赤な顔をした綺流社が「うんっ!」って嬉しそうに笑っていて…

―今、空が夕焼けで良かった。

そうすれば、今俺の顔が赤い事が綺流社にバレなくてすむから。


優しくてあたたかい夕焼けの中、俺達は手を繋いで帰った。

ぎゅっ、と握った手を離さないように、しっかりと繋いで。

予告編             END


勝手に予告編などを書いてしまい、本当に申し訳ありませんでした。

楽しみに待っていてくださった皆様(いるのかなぁ…)更新が遅くて本当に申し訳ございませんでした。

感想や、指摘、アドバイスなど頂けると嬉しいです。

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