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「頭がいい人間」と「普通の人間」。その上下関係を考える。




一般的に頭のいい人間は普通の人間より上の立場(=上位種)とされている。しかし、私はそうではない気がする。


この仕組みは昨日の寄生生物の話と少し似ている。



 頭のいい人間は資産(=お金、他者からの承認など)を得るために、自身の知識や時間を使って、サービスの展開やテクノロジーの開発を行う。そしてそれらのサービス等は、普通の人間に披露され、浸透する。


この流れを説明するならば、最近の『AI』が分かりやすいと思う。


 おそらくあなたは、chatGPTを始めとする『AI群』を作り上げる知識や技術、資金や時間を持ち合わせていないはずだ。


それなのに、あなたの手元には便利なAIが存在している。


『AI』は、頭のいい人間が作り出した物であり、私たち普通の人間を対象に展開されている「AIアプリ」は、「扱いやすく、手軽なもの」としてカスタマイズされたものだ。


つまり、頭のいい人間は、資産を得るためには普通の人間を理解し、彼らに貢献せざるを得ない性質をもつ。


この性質は、運命に「他者への貢献」を課せられた生まれながらの奴隷のようであり、当人たちが苦労し、苦しんだ末に生み出した産物を、普通の人間が何食わぬ顔で利用する。


まるで頭のいい人間は、普通の人間に食い物にされるために生まれたみたいだ。



 私はこんな考えを持っている。だから頭のいい人間は、普通の人より下の立場だと感じている。いくらお金を稼ごうが、人間の身体と心は1つしかなく、感じられる感情にも限度がある。


どんなに美味しい味も過去に。

どんなに広い家でも使わない空間が。

どんな装飾も身につけるには限りがある。


それなのに、大衆の持つ資産につられ、自身の人生に無数の寄生を許す様子は、笑いながら寄生生物に食われる宿主のようだ。




【あとがき】


私たちは病気になると医者の世話になる。当たり前だが、『医者』という存在は患者のためだけにいる。その一方で、患者は医者のためにいるわけではなく、病気が治れば医者を必要としない。


用事が済めば、その知識や存在を不必要とされるのに、患者のために勉強し、働き続ける医者は、やはり普通の人間のためだけに存在している使用人のようだ。



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