表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
10/32

なぜ人に気を使わないのか?(サイコホラー)



ん、一部詭弁みたいなものもあるけど、面白いサイコホラーエッセイになった。こんなはずじゃなかったのに⋯⋯(泣)


もしこれを読み終えて、「言われてみれば確かに⋯⋯」って感じたり、世界の見方が変わってしまったのなら、あなたは物語の観客ではなく、サイコホラーに出演する演者になってしまったのだと思う。


面白かったらいいね。





 私は街を歩いていると結構人に気を使う。車に止まってもらったら頭をさげるし、細道で前から人が歩いて来たら泥を踏んでも道を譲る。


だから、そうではない人たちが不思議で仕方が無い。


怖くないの?



 私は自身が怖い人間であることを知っているから人に気を使う。私は凶暴だし、執念深い。それに食べ物リストに人間が入ってるし、「いつまでそうなのか試したい」という加虐と好奇心が混じった欲求がとても強い。


 こんな私が普通の顔をして街を歩いているわけだから、私のような人間が他にいてもおかしくないと思う。


だから私は自身の身の安全のために気を使ってる。




「私は自分が怖い人間であることを知っていて、それが他にもいる可能性を考えているから人に気を使う。」



 そう考えてみると、他の人たちは「自身を怖い人間だと認識していない」、「そもそも、怖い人間じゃない」、「他にいる可能性を考えていない」といったものが関係して人に気を使わないのかな?


もしそうだとしたら、なんか不思議だね。



 それとも私のような怖い人間、かつ自覚している人間が少ないのかな。


 私は敵と認定した人間に危害を加えるなら、ありきたりかもしれないけど、その人が大切にしているものを真っ先に狙う。


子連れなら赤ちゃんを狙うし、ペットを連れているならそのペットの股関節を狙う。美容に気をつけているなら顔を燃やすし、楽器を持ってるなら中身を確認してそれを演奏するために必要な部位を狙う。高齢者なら、大腿骨を折るための工夫も頑張ると思う。



 こんな考えを持った人間が存在している以上、やっぱ他にもいると思うんだよね。数は少ないだろうけど。


だから、他の人たちが人に気を使わない理由がよく分からない。



明日、無礼な対応をした相手が私かもしれない。


だとしたら、怖くない?

 



【あとがき】


 矛盾しているけど、私は私を怖いとは思っていない。客観的に見たら怖いだろうな、といった認識を持っているだけだ。


 無礼な行動をしたなら、礼儀正しく謝罪すれば多くの人より、広い範囲のことを許してくれるし、礼儀正しくなくても、努力がそこにあるなら無闇に怒ったりしない。


一般的な人のように、感情や衝動で危害も加えないし、限りなく無礼な行動に対しても、自分で勝手に何かしらの理由をつけて納得しようとするから、よっぽど安心できる。


⋯⋯まぁ、彼女がいるから大人しくしているだけであって、彼女が死んだらそれをする意味がないから、危ないなとは思うけど。


・彼女が他人の加害によって死んだ

・無礼な態度を続ける


この2つの条件が“同時に満たされなければ”、基本的に何もない模範的市民だと思う。



そうだよね。なんか怖いよね。


「無礼な行動」って何のことなのか気になるだろうけど、追突してきたのに逃げたり、万引きの冤罪をかけられたり、初対面なのにやたらと攻撃的だったり、一般的に「理不尽な悪」とされる行動のことだよ。


それらの行動をとって謝れないなら私は怒る。


これは普通じゃない?


議論の衝突や言葉が悪いとか、個人の裁量が大きく関わるものでは怒らないよ。


――と言っても私を怖いと思うよね。



 私は気分や感情で動く人間の方が予測ができなくて「怖いな」って思う。まともなフリをしてるけど、なにがきっかけで凶暴になるか分からないし、その暴走した感情を鎮める技術も多くの人は持ち合わせていない。


なんなら、自分のストレスを解消するために、よくある風景として、他人を食い物(=〇〇ハラとか)にしたりする。


 私は「最新鋭の檻のなかにいる人狼」で、他の人々は、「いつ狼になるか分からない人狼」って考えると、私はやっぱり、いつ狼になるか分からない人狼の方が怖いと思う。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ