表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
クリームメロンソーダコード  作者: 式崎 花菜恵
第1章 マチルダと本
2/7

第2話 旅の始まり

 マチルダはとりあえず森の中をひたすら歩くことにした。道中、雨が降ったり曇ったりすることなく、終始晴れていて、時折生ぬるい風が吹く度、彼女にとってそれは不快だった。

 リスやコアラが現れたりする度に、ここはどこなんだろとばかり思わされた。

 しかし、答えなど今の彼女にわかるわけなかった。

 わかっているのはクリームメロンソーダコードの存在と、謎の執事の存在だけ。今は執事はいないが。



 森を抜けると、そこは砂丘。

 マチルダはハイヒールを脱ぎ、持ってきたレジ袋に入れると、それをカバンに仕舞った。空いた手で、砂を掴んでみる。サラサラと手からこぼれおちる砂の感覚が、手に心地よかった。砂特有の乾いたサラサラな感覚は、足にも心地良い。

 時々吹いてくる涼しい風が、マチルダにそよいでいった。

 そういえば、あの本はどこにあるのだろう? カバンの中を探すと、タブレット端末とタオルハンカチの間に挟まるように入っていた。もう一度、あのページを開いてみる。やはりそこには≪クリームメロンソーダコード≫の文字列とバーコード、記号と番号しか印字されていない。それに今もなおそれらは光っている。

 どこか遠くから雷鳴が響いた。

 本を一旦閉じ、マチルダは思う。


 さて、これからどうしよう?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ