第4話 「双子たちと再会の輪――懐かしきあの仲間たち」
週末の午後、都内の大型レストランを貸し切って――
悠真たちの大学時代の友人・同期・先輩後輩たちが一堂に集まった。
案内された席には、かつて共に学び、笑い、泣き、語り合った仲間たちの姿が勢揃いしていた。
「うわ、変わってないなあ、航!」「お前こそ老けてねーじゃん、健二!」
「悠真、やっと来た!」
「それって奥さん!? ほんとに本物の篠原美紅さんなの!?」
「子どもたち…えっ、双子!? 可愛すぎる…!」
悠真は、スーツ姿に抱っこ紐をつけて双子の子どもたち――**大翔と遥香**を抱えて登場。
美紅は、その隣で、柔らかな笑顔を浮かべながら軽く頭を下げていた。
「みなさん、こんにちは。…こう見えて、母やってます」
その場にいた数十人からは、拍手と歓声が沸き起こる。
女子たちの中には目を潤ませている者もいた。
「可愛すぎ…」「ほんとに幸せそう…」「これは勝てない…」
「悠真、羨ましいやつめ!」
「てか…あの美紅さんと本当に結婚したの、すげぇわ」
「もう、我々の希望の星だよな」
詩織、栞、茜、灯里たちも、美紅と談笑を始める。
「芸能界って大変じゃないですか?」
「子育てとお仕事の両立、どうしてるんですか?」
「旦那さん、家ではどうなんですか~?」
美紅は笑いながら答える。
「実は…私より悠真のほうが、育児スキル高いんですよ」
「おむつ替えも寝かしつけも、彼が率先してくれてます」
「あと、料理は完全に彼の担当です」
その言葉に、周囲の男性陣が口を揃える。
「……まじか、負けてるわ」「完敗だな、神谷」
その頃、子どもたちは女子大生だった稚華、千佳、千歌、夏帆、芙美、優香、優佳たちに囲まれていた。
「遥香ちゃんは、女優さんみたい~」
「ひろとくん、ママ似だね~」
「おばちゃんたちに、手ふって~」
にこにこ笑う大翔と遥香に、場がいっそう和やかになる。
その光景を遠巻きに見ていたのは――一樹だった。
腕を組み、壁際に寄りかかりながら、苦笑していた。
「……まったく、隙がねぇな」
「完璧すぎて、もう入り込める余地なんてないじゃん」
隣には妹の千帆と叶恵がいた。
「ねえ、兄ちゃん、そろそろ認めようよ」
「悠真くん、ほんとに幸せそうだよ。…あの人と結ばれて、よかったんだよ」
一樹はふっと笑いながら、頷いた。
「……ああ、わかってる。もう俺の出る幕じゃねぇや。
あいつが幸せそうなら、それでいいんだよ」
その後、美紅が軽く前に出て挨拶した。
「今日は皆さん、本当にありがとうございます。
…あの、実は今後、子育てをテーマにした新しいプロジェクトにも関わる予定でして……。
そのときは、ぜひ、また皆さんに協力をお願いしたいなって」
どよめきと拍手。
「なにそれ面白そう!」「絶対協力するよ!」
「俺も何か参加できることあったら言って~!」
そんな中、悠真はそっと美紅の手を握った。
「……ありがとう、来てくれて」
「ううん、私こそ。あなたの仲間たちに会えて、本当によかった」
その握った手は、過去と今と、そして未来へとつながっていく――
そんな確かな絆だった。
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