表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
62/80

第1話「そして、再会の乾杯を――“あの日の僕ら”が集う夜」


続編

『未来へつなぐ、あの日の約束――交際0日婚と、家族になった僕らの物語』



週末の午後。大翔ひろと遥香はるかが通う小学校では、恒例の参観日が終わり、笑顔で家族と帰る親子の姿がちらほら見える。

悠真は少し早めに仕事を終え、美紅と一緒に2人を迎えに行っていた。


「今日もちゃんと発表できたね、大翔。遥香も手を挙げてたの、パパ見てたよ」

「えへへ、パパが来てくれると、がんばっちゃうもん」

「ママの方も見てたよね!今日のリボン、自分で選んだんだから!」


そんな子どもたちの声に、美紅は微笑む。

――あの交際0日婚から、もう数年。今では家族4人の生活もすっかり“日常”になっていた。


その夜。久々に連絡が来たのは、大学時代の親友・わたるからだった。


「今度、みんなで飲み会しようって話になってさ。

 場所は渋谷の貸切ホール。大学の同期も先輩も後輩も、

 それに……なんと、あの“白石靜香社長”も来るって!」


美紅と双子に「ちょっと行ってくるね」と伝え、悠真は夜の渋谷へ向かった。

ホールの扉を開けると、懐かしい顔が次々と――。


「悠真ーっ!こっちこっち!」

圭吾、憲剛、一樹、千帆、叶恵、茜、灯里、詩織、栞……

あの頃、同じ時間を過ごした仲間たちが一斉に集まっていた。


「てかさ、今でも信じらんないんだよね。

 神谷悠真、あの“篠原美紅”と夫婦って、どんな人生だよ」

「テレビでもCMでも見てるけどさ、リアルで会ってると思うとマジ羨ましい」

「子どももいるんだよね? 今度、写真見せてよ!」


談笑の中、司会進行役の航がステージに上がりマイクを握った。


「皆さま、本日はお集まりいただきありがとうございます。

 ……そして、本日のスペシャルゲストをご紹介します」


ざわつく会場。その先に現れたのは、上品なロングワンピース姿の女性。

落ち着いた微笑みと、堂々とした所作。


「本日はお招きありがとうございます。“白石靜香”と申します」


「……えっ、あの“元慶応ミス女王”?」

「マジかよ、ニュースになった“歳の差婚”の……?」


ざわめきがさらに広がるなか、彼女の隣に立ったのは――


「はじめまして。佐伯悠輔です。…実は、白石社長と結婚しました」


大学の後輩・悠輔だった。

まだ20歳の彼が、40歳の大企業社長と結婚していたという事実に、全員が唖然とする。


「あの…僕たちも“交際0日婚”だったんです。

 でも、出会ってすぐに『この人しかいない』って思って」


その言葉に――悠真の胸に静かに響くものがあった。

(……俺と同じだ。あの日、美紅さんに出会った瞬間に感じた、あの想いと)


飲み会の終盤、悠真と悠輔、ふたりの“交際0日婚経験者”は自然と並び、語り合っていた。


「悠真さんは、奥さんとの時間、どう過ごしてますか?」

「……何よりも、“今”を大切にしてるかな。

 アイドルとかモデルとか、外から見た“美紅さん”じゃなくて、

 家では一人の女性として、一緒に笑ったり、悩んだり――そんな日々が好きでさ」


悠輔は静かに頷きながら答えた。


「僕も、靜香さんと、これからそういう“家族”を作っていきたいです」


再会の夜は、懐かしい乾杯と、新たな絆の予感に満ちていた――。



最後まで読んでくださり、ありがとうございます!

もしこの物語に少しでも「面白い!」と感じていただけたなら——


ブックマーク & 評価★5 をぜひお願いします!


その一つひとつが、次の章を書き進める力になります。

読者の皆さまの応援が、物語の未来を動かします。


「続きが気になる!」と思った方は、ぜひ、見逃さないようブックマークを!

皆さまの応援がある限り、次の物語はまだまだ紡がれていきます。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ