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寂しくなるが、来世は良い運転しろよ

 仮免許を使い、人間界の運転違反者と優良者で意識を共有して運転教習を続ける。

 第二段階では普通の運転だけでなく、運転者の思考、履歴が一緒に流れ込んでくる。


 そう、運転者の心理を知り、自分が犯した罪を深堀する目的があった。



 ウリエル「2人は順当に学科と教習をクリアしているな。明日はいよいよ、卒業検定だ」


 ウリエル「運転事故の疑似体験トラウマを14回受けたが、君たちは乗り越えた」


 ウリエル「先に卒業検定の合格率を伝えておく。25%だ。他は不合格で再度試験を受けるか、耐えられずに消滅する」



 ウリエル「寮は整理整頓し、来世にもっていくものは寮に置いていかずに教習所に預けること、いいね」


「はい」


「ウリエル校長。卒業検定は、いったいどんなことをやるのですか? ちょっと予習したくて…」


 ウリエル「教えることは、ルールを破ることになるから直接は言えない。ただ、入校して13日間で君たちが体感してきた事の集大成だと思って欲しい」



 ウリエル「それと…水無月は、特例で先に転生者講習を卒業して来世に向かったよ」



「え!??」


 ウリエル「彼女は特別でね。入校は君たちより早かった。もう居ないよ」


 (すこし話をしたかったな)


 幸恵「私たち2人で、卒業しましょう」


「ああ、がんばろう」



 最後の運転と学科が終わり、みきわめの運転も問題なく通った。俺たちは寮に戻ってきた。最後の日だ。

 いつもの点呼で寮長ルシファーがやってくる。


 ルシファー「おう、いつもの2体はOKだ。明日卒業だよな、二体とも。寂しくなるが、来世は良い運転しろよ」


「はい。お世話になりました」




 幸恵「眠れないね」


 「まあ寝ないからね。転生したら、今まで退屈だった天界の夜を消すくらい、ガッツリ寝てやる」


 幸恵「そうね。私もそうする」


 (明日の卒業検定、いったい何が待っているのだろうか)


 天界運転講習合宿卒業まで、あと1日

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