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クーヤちゃん ~Legend of Shota~ このかわいい召喚士は、地球からアイテムを召喚してしまったみたいです  作者: ほむらさん


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第594話 水着を選ぼう!

 最後のお客さんが帰り、店内にはクーヤちゃん薬局組と悪そうなお兄さんだけが残った。



「よっしゃーーーーー!みんなお疲れ様なのです!」


「「お疲れ様でした!!」」



 特別オープンだから、お客さんは商業ギルドの職員さんとそのご家族くらいだったわけですが、これが一番最初のオープンってことでみんな気合を入れまくっていたから、本当に疲れました!



「お疲れさん!ハンバーガーがどれほど売れるか確認しに来ただけなんで、俺も店に帰るぜ」

「了解なのです!次は悪そうなお兄さんの番ですね~、頑張ってください!」

「おう!じゃあな」



 急いで帰ることもなかったでしょうけど、お疲れ様会に部外者がいてはよろしくないだろうと遠慮してくれたんだと思います。


 でもたしかに従業員達も閉店と同時にぐて~っとできなかったみたいで、悪そうなお兄さんが店を出てようやく素の状態に戻った。



「あ~~~、疲れたあああああ~~~~~!」

「プルクックミィの仕事の方が大変なのに、こっちの方が疲れたよね~」

「あたし達の未来がかかってたしな!」

「羨ましいわね、客がたくさん来るお店は。私なんかこんな大勢の客の相手したの初めてなのよ?」

「贅沢者どもめ!ウチの露店なんて客が3人以上来たことないぞ!」

「顔が虚無になってたもんね♪」

「虚無お姉さんはまず人見知りを治さなきゃです」


 そんな会話をしながら喫茶に戻り、テーブルの椅子を引いて全員が体力の限界って感じでぐたっと腰掛けた。


「もう12時を過ぎているので、すぐ帰って夕食とお風呂にしたいとこですが、その前にカード決済マシーンをチェックして売り上げを見てきますね!」

「かなり稼いだんじゃない!?」

「薬もだけどランゴランドンの注文が入りまくってたもんね!」



 みんなぐてっとしたままだったけど、ロコ姉ちゃんだけボクについてきました。

 カード決済マシーンを操作して、総売上が書かれてる場所を探す。



「どこだろ?」

「これじゃない!?」


 ロコ姉ちゃんが指差したところに『2,233,920ピリン』と書かれていて、鼻水が出そうになった。


「・・・なんか、200万超えてるように見えるのですが?」

「こんなに売れたの!?すごっ!!」


 仕入れ値を入力してないから純売上は表示されていないのですが、コーヒー&紅茶やランゴランドンなんかは丸儲けだし、薬も入れ物に1000ピリンかかってるだけなので、本当にボロ儲けじゃないですか!


 みんなのところに戻った。



「結果発表ーーーーーーーーーー!220万とかいってました!」


「「な、なんだってーーーーーーーーーーーーーーー!?」」


「1万の商品が飛ぶように売れてたから結構いってるとは思ってたけど、ちょっとこの店凄すぎない!?」

「ランゴランドンなんて昨日海で獲ってきたヤツでしょ?丸儲けだよ!」

「カード決済マシーンの600万、すぐ取り戻せるじゃん!」

「まあ、商業ギルドの職員がみんな金持ちだったからこその売り上げでしょうけど、普通のお客さんも派手に薬を買っていくと思うのよね」

「この店ヤバくね?」

「まあ激烈に儲かるのは最初だけだと思いますが、それでも安定して売り上げを伸ばせそうな気はします!」

「問題は薬の噂がどれほど街に広がるかだね~」



 最初のお客さんが商業ギルドの職員さん達ってのが大きいのです。

 あとは看板を出すくらいで、派手に宣伝する必要は無いような気がしますね。


 とまあ、こんな感じで話したいことはいっぱいあったけど、夕食もまだだったから帰ることにしました。


 ああ、特別オープンなのにレオナねえ達が来なかった理由はですね、マダム達に女神の湯を開放してほしかったからマダム達をお願いって言ってあったのです。それに明日のホタテ狩りの話もあるわけですし。


 ボク達が遅くなるのは伝えてあるから、夕食も用意してくれているハズ!

 ってことで、ちゃんと戸締りしてクーヤちゃん薬局を出ました。




 ◇




「200万ってマジか!?」

「凄いですね!!」

「商業ギルドの職員は金持ち」

「宝石の値段も決めておけばよかった!まあでも結構お金を使ったみたいだし、こっちはのんびり常連マダム狙いでいいかな?」

「水着はどうなったのですか?」

「そうそう!可愛い水着をゲットしたよ♪」

「楽しかったねーーーーー♪」

「でも明日は男性もいるから、見られるのはちょっと恥ずかしいかも・・・」

「まあでも身内の家族とかだしな。気にせず楽しもうぜ!」



 どうやらシェミールの倉庫に眠ってた水着が発見されたようで、今日はみんな水着姿でホタテ狩りをしたみたい。


 そのホタテをいただいてるところなんですが、何度食べてもメチャうまです!


 それが獲り放題ということでウチの従業員達も楽しみにしているのですが、水着がどういう物なのかわかってないから、見たら衝撃を受けるんじゃないかな?


 クリスお姉ちゃんはファッション雑誌を見て水着を作ったから、ワンピースよりむしろビキニがメインだと思うのですよ。


 ・・・む!?ボクの海パンってどうなんだ??

 サーフパンツはあるんでしょうね!?ブーメランパンツは絶対嫌ですぞ!!


 子供用がありますように!と祈りながら夕食を平らげ、2階のくつろぎルームに移動すると、まだウチの家族とマダム達が数人いました。



「クーヤちゃんお帰り!お店はどうだった?」

「商業ギルドの職員さん達とそのご家族だけだから、お客さんは全部で50人ちょいくらいでしたが、次のオープンが未定だからメッチャ売れました!」

「それは良かったわね~♪」

「そうそうクリスお姉ちゃん!明日のホタテ狩りの話なのですが、子供用の男性水着ってあるんですか?」

「もちろんあるわよ。ハムちゃんが持ってるけど見てみる?」

「うん!」



 従業員達は真っ直ぐお風呂に行ったんだけど、ボクは自分の水着があるのか気になってしょうがなかったから、くつろぎルームで水着選びです!


 どうやらファッション雑誌にはサーフパンツやスイムショーツ、さらに競泳水着まで色々載っていたようで、ブーメランでの即死は免れました。


 赤、黒、青、黄と思った以上に選択肢があったのですが、後ろからタマねえの手が伸びてきて強制的に黄色に決まってしまいました。



「たまには他の色でもいいと思うのですが!」

「ダメ。クーヤは黄色でタマは黒。これは決定事項」

「ぐぬぬぬ・・・」



 そういえばボクとタマねえは、『黄色と黒』としてコンビを組んでいたのでした。


 ここで裏切るとタマねえがガッカリしてしまうので、もう黄色を選ぶしかないでしょうな。まあ別に黄色で構わないんですけどね~。


 早くお風呂に入らないと一人残されてしまうので、急いでお風呂に向かい、クーヤちゃん薬局メンバーと一緒に今日の話で盛り上がりました!


 そしてお風呂から出た後、全員の水着を選び始める。


 マダム達もすでに自分の水着をゲットしていたようで、クーヤちゃん薬局チームもすぐ選びたいだろうとクリスお姉ちゃんが待っててくれたのです。


 水着界の第一人者として、それぞれに合った水着をコーディネートするのが彼女の使命なのだ。



「マジか!水着ってこんなに布面積が小さいん!?」

「ひゃ~~~!こんなの着るわけ?メッチャ恥ずいんだけど!!」

「ワンピースっぽいのもあるけど、みんなどっちを選んだんだろ!?」

「そうね~、どっちも可愛らしいんだけど、水着ってのは自分の魅力をアピールするためのアイテムでもあるから、思い切って大胆に攻めるべきだと思うわ♪」

「こんなの着てる人見たことないけど?」

「大丈夫。これから流行るから!」

「・・・本当に?」



 一度お蔵入りした商品だけに、クリスお姉ちゃんが必死にプレゼンしていて、なんかすごく面白い流れですな!


 でも本当に海水浴ブームが到来する可能性もあるわけで、ボクもワンチャンあるんじゃないかなって思います。


 明日のホタテ狩りはきっと華やかで盛り上がりますぞーーーーー!

 

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