第582話 【尊い】あの最強の貝を発見!【神回!?】
海藻集めに疲れたので一旦休憩とし、あひるちゃん2体を再召喚してからその辺で遊ばせリフレッシュさせる。
桟橋を歩いていき、釣り班がゲットした魚を入れてある箱を覗くと、絶好調って感じで魚が詰まっていたので、活きが下がる前にハムちゃんに回収してもらう。
そして砂場にあるランゴランドン用の箱を覗くとこっちも大漁で、ヒャッホウと叫んでハムちゃんに回収してもらった。
岩場に移動するとタマねえがいたのでチョックルの獲れ具合を確認すると、もちろんこっちも絶好調でしたが、チョックルは生命力が強くて回収不能なので、貝集めチームのいる方に移動。
「ねえねえクーヤちゃん、この貝美味しいと思う?」
ロコ姉ちゃんが指差す方を見ると、そこにいたのはホタテ貝だった。
「ぶはッ!ホタテじゃないですか!!」
「ホタテ?」
「もしこれがボクの知ってるホタテと同じヤツだったら最強の貝ですよ!」
「おおおおおーーーーーーーーーー!」
「どこにいたの!?」
「海中の砂の上にいたから網で獲ったの。深いとこにも結構いる感じだったけど、乱獲するには海に入らないとダメだね~」
「とりあえず一つ食べてみて美味しかったら、あひるちゃんに獲りまくってもらうことにします!」
「わたしも食べたいから二つ焼く!」
もうみんな貝集めのプロだからすでに砂出しをしている最中だったので、二つ手に取ってロコ姉ちゃんと一緒にホタテを焼いてみた。
中身はボクの知るホタテの配色と若干違ったけど、醤油風ソースを垂らすと最高に美味しそうな匂いがして、思わずロコ姉ちゃんと顔を見合わせた。
良い感じに焼けたので実食!
はふっ はふっ
「「うまーーーーーーーーーーーーーーー!」」
「味も貝柱もめっちゃホタテだし!っていうかボクが知ってるホタテよりも貝柱が大きいので、こっちの勝ちです!」
「大当たりだよこれ!!」
ただ精巣や卵巣は嫌な食感だったので、料理に使うとしたらデッカイ貝柱とヒモ部分だけかな?黒い部分は食べないようロコ姉ちゃんに言いました。
「ロコ姉ちゃん、午後はホタテ狙いでいきましょう!あひるちゃんも動員します」
「うん!みんなにも伝えとく!」
そうこうしてる間にお昼になったので、ランゴランドンを1匹捌き、それまでの時間に獲ったホタテも全部焼くことにしました。
みんなで2枚の鉄板を囲んで、ランゴランドンやホタテが焼き上がるのを待っているわけですが、もう匂いだけで気絶しそうです。
ホタテが焼き上がったので、みんなに黒い部分は捨てて貝柱とヒモだけ食べるように説明し、いざ実食。
「「うまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」」
ランゴランドンを焼くのに使ったバターをホタテに少し乗せてみたのですが、思った通り最強でした!醤油風ソースだけでもクッソ美味いですが。
「この貝最強すぎるだろ!」
「マジで美味すぎる!」
「ボクの知ってるホタテ貝とほぼ一緒なので、『ホタテ』と呼んでください!」
「このホタテって、その辺にいっぱいいるの?」
「いることはいるんだけど、海に入らないとそこまで獲れないかも」
「海に入れば大量に獲れるんだな?」
「入るの?」
「もう釣りどころじゃねえ!午後からは建築チームも全員参加でホタテを獲りまくるぞ!」
「「おおおおお!?」」
「でも水着とか持って来てないよ?」
「黒眼鏡もいないし女ばっかなんだから、もう素っ裸で構わねえだろ!」
いや、ボク男なんですけど!!
「たぶん数日後には黒眼鏡だらけになりますし、獲るなら今ですね!」
「でも全員裸はさすがに無防備すぎない?」
「じゃあボクの召喚獣に警備させます。あと泳げない人は無理しない方がいいと思います」
「だな。泳げないヤツはチョックル担当で、それ以外はホタテで決まり!」
「この美味さはもう脱ぐしかないっスね!」
「こんにゃ最強の貝、獲りまくるしかにゃいにゃ!」
外で素っ裸になるのって抵抗があると思うのですが、悪そうなお兄さんはハンバーガーを作りまくってる最中だし、黒眼鏡は腹を壊してトイレに籠ってるし、ここは未開の地の奥深くで冒険者すら来ることの無い場所なので、よく考えたら大浴場に入るのと変わらないですね。
というわけで昼食に舌鼓を打ちまくった後、ホタテ大会が開催されました!
冒険者達が豪快に素っ裸になって網を片手に海へ入っていったので、ウチの従業員やレミお姉ちゃんまでもがワーーーっと海に突撃していきました。
いや、チョックル部隊は!?
レミお姉ちゃんなんかは完全にインドア派だと思ってたから、意外な一面になんかすごく衝撃的でした。
ちなみにボクが泳げるわけないので、メルドア、レグルス、クマちゃんなどの精鋭達に警備を任せてから、あひるちゃん6体を海に突撃させ、結局2体のあひるちゃんを連れて海藻集めです。
あひるちゃんにホタテを集めさせようと思ってたんだけど、海に潜って強靭なクチバシでホタテを破壊せずに1枚ずつ拾ってくるのは大変だろうから、お姉ちゃん達に任せることにしました。
どう考えても網で獲った方が楽ちんなのですよ。
適材適所ってヤツですね。海藻集めも大事だからボクはこっちを頑張ります!
―――――おっぱいを揺らしながらはしゃいでいる女の子達を目で追う。
うーむ。大浴場で見慣れてるハズなのに、海で戯れてる裸の女の子達とか、もう気になってしょうがないのですが・・・。
ぶっちゃけますと、映画を撮って永久保存したいくらいです。やりませんけど!
あの美しい光景に何度も目を奪われつつも、ステーキセットの海藻サラダのために自分の仕事を頑張った。
◇
「てんちょーーーーー!」
・・・ん?
「そろそろ黄色い召喚獣に乗ってみたいんだけど!」
「すごく速いんでしょ?」
「チャムちゃんがメチャメチャ楽しいって言ってたの!」
従業員3人がこっちに歩いて来たのですが、当然上も下も丸出しで、なんかもう完全に場に馴染んだというか野生化してますね。
「そうですね。もう海藻集めは十分だから、この2体を貸し出してもいいですよ」
「「やったーーーーーーーーーー!」」
あひるちゃん達は仕事で疲れていたので、再召喚してリフレッシュさせた。
「3人乗れるから、ここからあひるちゃんに乗っていって、虚無お姉さんとふわっとお姉さんとレミお姉ちゃんに声を掛けてもらっていいですか?あとぺち子姉ちゃんも乗ったことが無かったかな?」
「オッケーーーーーーーーーー!」
「その前にまず、あひるちゃんの操作方法を説明します」
というわけで3人に乗り方を説明すると、もう普通に裸のままあひるちゃんに乗って海に入っていった。その後ろからもう1体をついて行かせる。
「アハハハハハハハ!モコモコしてて面白い!!」
「船みたいに浮いてる!」
「副店長達はどこだーーーーー!?」
ボクもやることが無くなったので砂浜を歩いて追いかけると、三馬鹿従業員が虚無お姉さん達を発見して一緒に遊ぼうと誘い、操作方法を説明するとみんなでワーワー遊び始めた。
それを見て他のお姉ちゃん達も羨ましそうな顔をしていたので、2体じゃ足りないと思い、ランゴランドン狩りから戻ったあひるちゃんをどんどん派遣すると、結局全員があひるちゃんに乗って、ホタテ集めどころじゃなくなりました。
素っ裸だから海に落ちてもまったく問題なく、あひるちゃんの背中から海にダイブしたりと大盛り上がりです!
・・・なんて尊いのでしょう。
「天使様も一緒に遊びましょう!」
「え?ボクも?」
「ほら、服なんか脱いで!」
「エエエエエーーーーーーーーーー!?」
テンションの上がったプリン姉ちゃんに服を脱がされ、裸の女の子達とあひるボートに乗って遊ぶことになってしまいました。
正直ボクはこの尊い光景を目に焼き付けるだけで満足だったのですが、よく考えたら一人だけ服を着てる子供をお姉ちゃん達がほっとくわけないですよね。
海に落ちて溺れかけたりともうワチャワチャですが、なんだかんだでメチャクチャ楽しいですね~!
やっぱ海は最高なのです!




