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クーヤちゃん ~Legend of Shota~ このかわいい召喚士は、地球からアイテムを召喚してしまったみたいです  作者: ほむらさん


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第580話 特別オープンの準備に大忙し

 商業ギルドの職員さん達が帰っていき、従業員一同と顔を見合わせた。



「「よっしゃーーーーーーーーーーーーーーー!!」」



 ワー パチパチパチパチパチパチパチパチ!



 薬は売れまくるしハンバーガーやコーヒーは喜ばれるしで、クーヤちゃん薬局はいけるってことがわかり、みんなで雄叫びをあげました。雌ばっかりだけど。


 大活躍だったふわっとお姉さんとハイタッチし、健闘をたたえ合う。

 ボクだけハイタッチで、ふわっとお姉さんはロータッチだけど。



「効き目がすごいから、ちょっと試してもらうだけで簡単に売れるわね!」

「最初の目薬で少し苦戦しましたが、疲れ目に効くとは新しい発見でした!」

「そうそう!店長が完治まで2年とか言うから、そんなの証明できねーしって思ったんだけど、疲れ目のおっさんばっかで助かったよな!」

「かなり苦しかったよね~。でも商業ギルドの人達ってみんな疲れ目だから、明後日も売れまくるよきっと!」


 やっぱりみんな店長が苦戦してるのを感じてたみたい。

 でもルーキー達は明後日の特別オープンの方が気になるもよう。


「しかし12時までってキツくない?」

「そんなに長いのは明後日だけですよ。商業ギルドの職員さんなんてお金持ちに決まってるから、売って売って売りまくるのです!」


「「たしかに金持ちだ!」」


「たった2時間くらいで20万の売り上げだもんな~」

「っていうか薬の値段が10000ピリンだったことにビックリした!それなのに売れまくるとか、なんかもう色々おかしいよ!」

「入れ物を作るのに1000ピリンかかってるから、正確には9000ピリンの儲けなんですけどね~。でも王妃様が怖いから安売りはできないのです」

「王妃様??なんのこっちゃ」



 ハイドリムドの王妃様に1樽3000万で売っちゃったから、それを基準にするとこんな値段になってしまうのです。


 本来のポテンシャルは最強美容液の方だったりしますが、とりあえずは薬として売るつもり。どこかのマダムが気付いて顔シュッシュする可能性はありますが、気付かれるまでボクからは言わないつもり。たぶん。


 ただ売れた時の一撃はクーラーの方が大きいですね。街中に設置されても他の街から買いに来る人が現れると思うから、これも売れ続けるだろな~。



「そういえば職員さん達ってここで食べてくっぽいですよね?明日はみんなで釣りに行く予定だから、今のうちにステーキを焼きまくっておこう!」

「おお、とうとうステーキのデビュー戦か!」

「なるほど。夕食にステーキを勧めてハンバーガーをお持ち帰りさせれば、いい売り上げになりそうね」

「ステーキっていくらにするの?」

「ステーキ、海藻サラダ、パン、果実水のセットで1000ピリンです」

「ウチらしい価格設定だけど、あの美味しさなら満足するでしょうし、普通に注文が入りまくる気がするわね」

「ちょっと待った!料理を出すのって明後日なのよね?今から焼くの??」


 あ、そういえばルーキー達はハムちゃんをよく知らないのか。


「出来立てをハムちゃんに詰め込んでおけば何日もホカホカ状態だから、作り置きで大丈夫なのですよ。海藻サラダとかもドッサリ作って詰め込んでおけばいいから、注文を受けて1分でお客さんにステーキセットを出せます」


「「な、なんだってーーーーーーーーーー!?」」


「じゃあボクが指示するので、ルーキー3人はステーキを焼きまくってください。ふわっとお姉さんと虚無お姉さんはキッチンで野菜をちぎりまくってください」

「ん?ウチのキッチンってそんなに広くないわよ?」

「鉄板焼きセットがあるから、ステーキは外で焼きます」


「「外でやるんかい!!」」



 というわけで、先にキッチンに行ってレタス風の野菜をいっぱい出して虚無ふわコンビに任せ、ボクはロコ姉ちゃんとルーキー3人を連れて、店の外でステーキを焼きまくった。


 まあオープン前だからこんなことが出来るってだけで、次回からはもちろん別の場所でやりますよ。


 そして再びキッチンに移動し、ワカメを茹でたりダイコン風の野菜を切ったりし、最後にテーブルにお皿をいっぱい並べてステーキセットを完成させ、全部ハムちゃんに詰め込んだ。



「ステーキセット1人前」



 さっき教えた通りに、ハムちゃんがサッとテーブルの上にステーキセットを出してくれた。



「1分すらかかってねえ!」

「ハムちゃんってすごく優秀なのね・・・」

「それより収納が出来る召喚獣(サモンビースト)って凄すぎない!?」

「ウチらやることなくね?」

「そんなことはないです。お客さんとのやり取りなんかはハムちゃんには無理ですし、コーヒーを淹れたり、食器を運んだり、皿を洗ったり、やることなんかいっぱいですよ」

「それもそっか!」

「とりあえずこれでステーキセットはバッチリなので、あとはコーヒーや紅茶を淹れる練習でもしといてください」


「「はーーーい!」」



 こうして明後日のために従業員達の特訓をしていると、冒険者チームがゾロゾロと帰って来ました。



「すげえ桟橋が完成したぜ!」

「明日は釣りまくりだーーーーー!」

「おお!みんなお疲れ様なのです!」

「チョックルハウスは?」

「そっちも一応完成かな?さすがに黒眼鏡ハウスまでは無理だったから、私達は明日も建築作業だね~」

「こっちは何か面白いことあった?」

「商業ギルドでカード決済マシーンを買って来ました!しかもですね・・・」


 薬は売れまくるしコーヒーやハンバーガーも大変喜ばれたので、明後日商業ギルドの職員さん達のために店をオープンするって話すと、お姉ちゃん達から『おおおおーーーーー!』って歓声が上がりました!


「マイナス600万はエグイが、2時間で20万の売り上げはデケーな!」

「職員さん達はお金持ちだから躊躇(ちゅうちょ)しませんでしたね。あと馬車屋さんがちょうど風邪をひいていて、家族の分まで買ってってくれました」

「可哀相だけどラッキーだったね♪」

「あとね、ハンバーガーが大人気だったよ!」

「へーーーー!なら明後日も売れまくるんじゃねえか?」

「絶対売れまくります。でも在庫が無くなっちゃったから、あとで悪そうなお兄さんに話して作りまくってもらわなきゃ」

「ハンバーガー屋にとっても大事な日になるわね。商業ギルドで大人気になったら、街中に噂が広まるんじゃないかしら?」

「ガイアにとっても正念場か。明日は準備で大忙しだな!」



 というわけで、今日の仕事は終わり!

 大奥に入る前にハンバーガー屋さんに寄りました。



「商業ギルドの職員が大勢来るのか!」

「大チャンスなのですよ!商業界のトップでハンバーガーが流行すれば、一気に街中に知れ渡るのです」

「まだオープン前だけどな!しかし明後日か・・・。それぞれが家族の土産に買ってくって考えると、余るほど大量に作っておく必要があるな」

「明日は頑張ってください!ところでメメトンカツサンドの値段って、結局いくらにするのですか?」


 実はまだちゃんと決まってなかったのです。


「あ~、ハンバーガーと同じ値段にするとカツが薄くなるから、それだと満足感が下がっちまう。やはり220ピリンでいくべきだろな~」

「じゃあボクの方では270ピリンで販売しますね。250ピリンのハンバーガーで安いって言ってましたし、たぶん問題なく売れまくると思いますよ」

「じゃあその値段で売ってくれ。さあて、明日は地獄だ!」

「ボク達はチョックル広場で遊んできます!ああ、黒眼鏡ハウスはたぶん明日完成するんじゃないかなーってナナお姉ちゃんが言ってました」

「おお!よろしく頼むと伝えといてくれ」

「あい!」



 まだオープン前だというのに、ボクの店も悪そうなお兄さんの店も忙しくなってしまいましたね~。でも相手は商業ギルドだから大勝負なのですよ!


 その前に釣りですけどね!

 あひるちゃんにお願いしてランゴランドンを獲ってきてもらおっと。

 

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