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クーヤちゃん ~Legend of Shota~ このかわいい召喚士は、地球からアイテムを召喚してしまったみたいです  作者: ほむらさん


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第579話 なんかメッチャ売れたのですが?

 カード決済マシーン本体に薬の名前と値段を入力しているところなのですが、ロコ姉ちゃんだけじゃなく副店長2人も見に来ました。



「カード決済の魔道具ってすごく高いんでしょ?よくこんなの買ったわね~」

「いくらしたん?」

「600万ピリンでした」


「「はい!?」」


「いやいや、高すぎるって!大丈夫なん??」

「なあに、薬を600個売ればいいだけなのです」

「そう言われると、すぐ回収できそうな気もするわね」

「喫茶でも結構稼げそうだし、大丈夫だよきっと!」



 ギルド職員と馬車屋さんの感じからして、バカみたいに売れるんじゃないかなって予感はしますが。


 風邪薬の方は風邪が治ったらもう買う必要がないアイテムだけど、視力の回復まで2年かかる目薬は売れ続けると思うんですよね~。


 視力を回復させるための日課って感じじゃなく、デスクワークの人達は疲れ目を癒すために気軽に使用すると思うから、毎月1個じゃ足りなくて2個使うとなると、もうバカ売れ間違いなしなのだ。


 視力が復活したらもう買ってくれなくなるかもですが、風邪の方は無限ループするから何度でも買いに来ると思うのですよ。


 効き目が半端ないからこそ、家に1個ずつ常備しておかないと不安で依存症みたいになるかもしれないし、すなわちそれはクーヤちゃん薬局への依存でもあるのだ。


 気掛かりなのは他の街へ転売されることですが、やっぱ1人何個までって上限を設けるしかないかな~。ニセ商品が出回らないように対策する必要もあるし、まあそれはあとで考えよう。


 商品の入力が終わり、マシーンから値札の紙を出してそれを持ってテーブルに戻ると、馬車屋さんがハンバーガーを食べながらワーワー騒いでいた。



「ハイパー師匠!これってパンダ工房で食ったあの美味い料理じゃないか!この店に来ればいつでも買うことができるのか?」



 そうそう!彼に二つ名の方で呼ばれて思い出したのですが、この馬車屋さんも召喚士だからパンダ工房で開催した筋肉審査に参加しており、ハイパー師匠騒動で爆笑してたメンバーの一人なのだ。


 残念ながら筋力不足で落選したので、あれから必死に筋肉を鍛えてるそうです。



「店がオープンしたら向こうの棚にたくさん並べる予定ですよ。でもその前に、あの時ハンバーガーの説明をした悪そうなお兄さんが西区でハンバーガー屋さんをオープンするから、その店まで行けばウチより安く買えます」

「おお、ハンバーガー屋がオープンするのか!しかし西区か・・・。安く買えるのは魅力的だがちょっと遠いな。250ピリンで買えるならこの店でいいかな?」

「まあそこはお客さんの考え次第ですね~。少々高くても近場で買いたいって人は多いでしょうから」

「あとこのコーヒーって飲み物も気に入った!素晴らしい店じゃないか!」

「にゃははは!くしゃみと鼻詰まりが治ったら元気になりましたね~」

「その薬はマジで凄すぎだ!嫁と娘の分も買ってくことにしたぞ」

「おお!っていうか家族も風邪にやられてたんですね」

「そうなんだよ。一人でも風邪をひいたらいつも家族全員が瀕死になるから困ったもんだ」


「「それな!!」」



 なるほど・・・、風邪薬って家族の分まで売れるパターンもあるんだ。

 ってことは、馬車屋さんだけで6個売れるじゃないですか!すげーーーーー!


 それにしてもこの人達、なかなか帰ろうとしませんね。

 あ、そっか!仕事で来てるから急いで帰る必要がないんだ。


 商品が売れまくってるから全然いてもらって構わないのですが、クーヤちゃん薬局ってまだオープン前なんですけどね!


 まさか突然こんなことになるとはな~。


 どうやら今日は喫茶の方で商品を売る流れになったみたいだから、副店長と一緒にカウンターショーケースから薬をいっぱい持ってきた。



「えーと、馬車屋さんは鼻シュッシュ3個に喉シュッシュ3個でいいですか?」

「それで頼む」

「目薬は買わなくていいのかしら?」

「めぐすり?まだ何か凄いのがあるのか!?」

「そういえば目薬の説明をした時って、馬車屋さんは外にいたのでした」



 というわけで、馬車屋さんに目薬の説明をしたあと実際に試してもらった。



「確かに目がシャッキリした。俺の視力はそんなに悪くないと思うが、話したら家族が欲しがるだろうし、もうついでだから1個買っておくか!」

「ありがとうございます♪」


 馬車屋さんだけで70000ピリンきましたぞ!


「商業ギルドの皆さんはどうしますか?」

「そうだな・・・。目薬2個に、風邪薬も1個ずつ買っておくか」

「うむ。あの即効性を目の当たりにすると風邪薬も家に置いときたいな。こっちも目薬2個に、鼻と喉の薬を1個ずつくれ」

「私もその組み合わせで購入します!」

「ありがとうございます♪」



 それを聞き、関係者全員がニヤケてしまうのを堪えるのに必死だった。


 70000+40000+40000+40000に、その他諸々で、いきなり20万近くの儲けはヤバ過ぎでしょ!


 まあ、その前にマイナス600万くらってるんですけどね!



「ギルドの土産にハンバーガーを買っていきたいのだが、何個まで買える?」

「あ~、調べてくるので少々お待ちを!」


 カウンターの裏でハム姫に確認してもらうと40個くらいあった。

 全部無くなるのは困るので30個にしとくか。


「30個までならオッケーですよ」

「おお、全員に買って帰れるな!全部くれ」

「ちょっと待った!それなら俺も家族に買っていきたい」

「ん~、しょうがないですね。3個までなら馬車屋さんにも売りましょう」

「ありがたい!」

「買ってもらえるのに偉そうね!」

「だってまだオープン前ですよ?むしろ在庫があったのが奇跡なのです」

「あ、そっか!」


 最後のお土産で、本日の売り上げが20万を突破しましたぞ!


「そうだ!さっきお試しで使った薬ですが、商業ギルドに持ち帰っていいので、職員達に宣伝しといてください」

「お?それはいいかもな!」

「風邪をひいてるやつらなんて絶対喜ぶぞ!」

「でも一度使ったら絶対正規品を欲しくなりません?」

「たしかに生殺しだな」


 だってそれがボクの狙いなんですもの。


「ではこうしましょう。明日はちょっと用事があるので無理なのですが、商業ギルドの職員さん達のために明後日だけ特別に店をオープンします!馬車屋さんも家族を連れて来ていいですよ」


「「おおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーーーー!」」


「何時までやってるんだ?ギルドの仕事が終わってから来たいのだが」

「まだちゃんと決めてなくてですね、閉店時間は10時半から11時くらいで考えているのですが、その日だけ特別に12時まで営業しましょう」

「おお、それなら食事をする時間もありそうだな!」


 10時は日本時間の18時で、11時は19時10分、12時となると20時20分まで営業することになってしまうので、従業員達が『マジか!』って顔をしてます。


 でも特別サービスは明後日だけだから、その日だけ頑張ろうではないか!

 商業ギルドの職員なんて絶対お金持ちでしょうし、ボロ儲けチャンスなのです!


 副店長達にも商品の値札とギルドカードをピッとしてもらい、最後にレシートの出し方まで教えたので、従業員の教育もバッチリです。



「そうそう、今回はテストってことですぐレシートを出してもらったが、お客さんが注文するたびにレシートを渡すとレシートまみれになってしまうから、最後にまとめて出すようにした方がいいぞ」

「そういえば、お客さんの名前の下に購入した商品がずらっと並んでました。あれを選択すればいいの?」

「うむ。今やってみるといい」


 というわけでカード決済マシーン本体をポチポチ操作して、購入した商品がまとめられたレシートを全員分出してみました。


 うん、確かにこっちを渡した方が絶対いいですね。


「使い方がわかりました。もうバッチリです!」

「よし、じゃあそろそろ帰るとするか」

「商業ギルドでの宣伝、よろしくお願いします!」

「おう、任せておけ!」

「帰ったらすぐ自慢しますので、明後日は期待していいですよ!」

「それはそれで緊張するわね・・・」



 こうして商業ギルドの職員達は、馬車に乗って帰っていきました。


 もう間違いなく明後日は大変な一日になりますね。

 何人来るかわからないけど、メチャメチャ稼げそうな予感がしますよ!

 

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