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ブックプラント  作者: アッキ@瓶の蓋。
ウイッチミステイク(全6話)

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ウイッチマッチ(1)

久しぶりの更新です。

 移動式地雷爆弾のゴリアテを何回も爆発と乗り継ぎを繰り返しながら、日向野健と白山楓の2人は通っている十字学園へとなんとか辿り着いていた。

 ゴリアテの残骸が爆発の焦げ跡と共に道路に残っているけれども……その辺はまぁ、清掃業者達によってなんとかしてくれると信じたいものである。


 学園に着くと先に着いていた、眠そうな瞳をした加賀見アキと真剣みを帯びた表情の西城姫花生徒会長がこちらを見て手を振っており、僕達は揃うとそのまま4人で頷き合う。


「眠く……ない……わよ……」「ねむ、い……」


 いや、女2人は寝ぼけ眼のようであり、頷いていると言うか、ただ首が動いているだけのようであって、別に返事している訳ではないようだけれども。


「……それで、問題の猫屋敷さんはどちらにいらっしゃいますか?」

「そんなにぎゃーぎゃー言われなくても、このねこやしきれんいちろうは逃げたりしませんよ?」


 と、そう言いながら、いきなり何もなかったはずの空間から猫屋敷蓮一郎が現れた。

 今日の猫屋敷蓮一郎の格好はと言うと、前会った時よりもさらに格好が豪華絢爛な姿になっており、その首にはちょっと豪華な髑髏のネックレス、両腕にはなにやら良く分からない猫のキャラクターのアクセサリー、他にも制服の裾には何十体ものマスコットのキーホルダーと言った色々なものが付いており……他にも着ているセーラー服には七色に光り輝いている幾何学的な紋様が描かれていた。


「……くだらない理由で始まってしまった戦闘ではありますし、いちじくじゅういち部長はもう大丈夫ですと言ってましたので止めても構いません。それでもなんらかの決着をつけない事にはいけませんし、今回は前以上に気合を入れて来ましたので、最初から全力で参りましょう」


そう言って猫屋敷蓮一郎がチョイと振るうと、虚空にいきなり神聖な門のようなものが生まれ、その門から大量の羽を生やした怪物達が我先にと、こちらに向かって来ていた。


「とりあえず、その2人をお願い! 雷の槍!」


 と、いきなり迫って来た怪物達に、西城生徒会長は雷で槍を作ってそれを怪物達に向かって放っていた。

 放たれた雷の槍は途中で何本にも、何十本にもとその数を増していき、空を覆わんばかりに迫っていた怪物達は西城生徒会長の手によって全て消えていく。


「さぁ! 最高のパーティーにしましょう、猫屋敷蓮一郎さん! 私達の、戦いの舞台としてこれ以上ないくらいに激しく!」

「……戦闘? 一方的にこのわたし、ねこやしきれんいちろうが倒すと言うだけの事ですので、あなた達にはまるで関係のないお話です。これから行われるのは、ただの虐殺です」


 と、雷の鎧と刀を纏った西城生徒会長と、激しく燃える青色の炎を背に立っている猫屋敷蓮一郎の激しいにらみ合いが続いていた。


「くそっ! じゃあ、任せましたよ、生徒会長!」


 僕は葉っぱを催涙弾へと変えると、そのまま一旦鼻と口を同時に手で塞ぐと猫屋敷蓮一郎めがけて投げる。

 猫屋敷蓮一郎の攻撃によって地面に着く前に壊された催涙弾は、白い煙と強烈な催涙作用を引き起こし、僕は2人をゴリアテに乗せてそのまま一旦、学校内に向かうのであった。


 正直、もう戦いが始まっているのだ。

 この2人を水道の水でもかけて叩き起こそうとするか。





「さぁ、戦いの始まりだ。さて、どうなる事やら」


 十字学園の監視カメラの映像を見ながら、少年は微笑むのであった。

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