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~~~ユリナ視点~~~
3歳の時のある日、私は大人しく家の中で一人遊んでいた。しばらくすると、外から「きゃっきゃっ」と笑い声が私の耳に届いた。私は猫人族なので普通の人族などと比べると耳がとてもいい。
気になり家の扉を開け、声のする方を見ると、そこには活発そうな女の子と、それを見守るような感じで接している男の子がいた。
そんな私に気づいて男の子は話しかけてきたのだが、私は今まで家族以外の人と話したことがないので、恥ずかしくなり家に隠れてしまった。
それから気になり、私はよく影から様子を伺うようになった。
5歳になり、洗礼の儀式をするために隣の街に行くことになった。偶然、馬車の中であの女の子と一緒になったが、私は恥ずかしくなり俯いてしまう。
街に着き、教会までお父さんと歩いていると急に男の子が話しかけてきた。この時、緊張からなのかわからないが胸がドキッとしたのを覚えている。
今思えば、この時の胸の高鳴りはアレン君に一目惚れしたからではないかと思う。
洗礼の儀式で水晶に触れ、生活魔法を貰う。そして、魔法属性、適正職業を調べた。
私の魔法属性は風で適正職業は特にないみたいだった。道中で仲良くなったマリアちゃんは珍しい聖属性らしい。更に適正職業も聖女という大変レアな職業みたい。何かわからないけど、正直に凄いと思った。
同じく仲良くなったアレン君も司教様を驚かせた。アレン君の魔法属性や職業も見たことも聞いたこともないものらしい。
それからは毎日マリアちゃんとアレン君と遊ぶようになった。今まで二人は魔法の練習をしながら遊んでいたみたい。こんな人見知りでドジな私にもアレン君は優しく魔法を教えてくれる。
とても顔が近い。心臓がドキドキし、自分の顔が赤くなるのがわかった。恥ずかしくてアレン君と目が合わせられない。
この時に私はアレン君のことが好きだという気持ちを自覚した。そして、マリアちゃんもアレン君ことが好きだと気づいた。
12歳になり、学校に通うことになった。私は小さい頃からお花が好きで、大人になったらお花屋さんになりたいと思っていたので、商業ギルドが管理する商業科の学校に通うことを決めた。
商業科の学校はランバルンにある。嬉しいことにアレン君もランバルンにある冒険者学校に通うみたい。ただマリアちゃんは聖都にある学校に行くらしく、とても残念。
ある時、マリアちゃんがアレン君に告白して、き、キスをしたという噂を耳にした。わ、私もマリアちゃんに負けないように自分の気持ちをアレン君に伝えられるように・・・が、頑張りたいです。




