レッツ、生成!
流行りの手足口病に乗っかってました。
手洗い&うがいとマスクは大事
赤色、青色、とくれば、黄色。としたくなるのは必然だろう。
と、いうことで、黄鬼どんを召喚しませう。そうしませう。
赤鬼どんは完全物理ファイター。
青鬼どんは魔法併用型ファイター。
黄鬼どんは……、よし。
支援型ファイターでいこう。
……全部ファイターじゃん、とか言うなし。
鬼は愚直にファイターなんじゃい!
よっしゃ、赤鬼どん&青鬼どんカモン!
「何すか?姐さん」
「呼ばれて飛び出てジャ」
青鬼どんストップ!
それはあんたのキャラじゃない。
…おっかしいなぁ。クール&イケメン系を狙ったのになぁ。
あれか、鬼の因子のせいか?
いや、違うかー?
ま、いいか。
「で、オレ達ゃ何を?」
「……何も聞かないで、『はい』って答えて……」
食らえ!乙女のうるうる目&ちょっと見上げる角度!
……あるぇ?反応がない?
心なしか、ジト目ってる?
「……そう言って、こないだ新手の罠に放り込んだよな?」
「んだんだ」
なんと、学習しておる。
部下の成長を喜ぶべきか、扱いづらくなったことに嘆くのか。
しかし、ワタシは有限実行の女!
「……何も聞かないで、『はい』って答えて……」
「……姐さん」
「……何も聞かないで、『はい』って答えて……」
「だから、はな」
「……何も聞かないで、『はい』って答えて……」
「………」
「……何も聞かないで、『はい』って答えて……」
うるうる。
盛大な溜め息のあと、赤鬼どんが青鬼どんを見るが、肩にぽんと手を置かれ、諦めろと言わんばかりに顔を左右に振る。
げんなりした表情の赤鬼どんは、力なく頭を垂れる。
「……わかりましたよ。姐さ」
「はい。了承頂きましたー!」
頂きましたー!
じゃ、早速始めましょー♪
むしりっと。
「ぎゃー!!」
「ひぃぃ」
お、意外と取れたな。
「何するんすか姐さん!」
涙目で胸を擦る赤鬼どん。
いいじゃん。胸毛くらい。
青鬼どんには無いんだから、仕方ないでしょー。
「!?」
とりあえず、逃げ出そうとした青鬼どんを捕まえて、そっと頭を撫で撫で。
「ドコニイクノカナー?」
「ちょっとお花摘みに……」
ハッハ、ナイスジョーク!
ふんっ!
「ぎゃーー!!」
さて、後は、爪と牙と、若干の血肉がねー。
大丈夫大丈夫。
後で高級ポーション、ダースで奢ってあげるからー♪
フフフ………
「「ひぃぃぃぃ……」」
シクシクと泣く二人にポーションぶっかけて、お詫びの松阪牛を1頭ずつプレゼントする。
ほら、もうニッコニコじゃんよ。
現金な奴等め。可愛いぞこんちくしょう。
「あー、大体予想つきましたわ」
「?」
今更のように赤鬼どん。
そうだね。2回目だもんね。
青鬼どんの時にやったもんね。
気付けよ。
「お前さんの時もやったんだよ。さっきの」
ぽむ、と掌に手を打つ青鬼どん。
なんかキャラぶれっぶれだな。
「てことは姐さん。また鬼を?」
「んー、今度は鬼人かな?」
モンスター生成陣を展開し、そこに先程採取したなんやらかんやらを配置する。
そこに先日こっそり入手したユーキの髪の毛と、ちゃちゃっと作った混沌水晶(小)を中央に配置。
さて、いきますかー。
でっきるかな、でっきるかなー、ふふふふふふーん♪
ケイオス様に祈りを。
ダンジョンの魔脈にアクセス。
生成陣に力が流れるように経路を一部改変。
生成陣を縁取るように魔力の壁が発生。
流れ込む魔力が増大……し過ぎ?
暴走し始めるけど、慌てない慌てなーい。
荒れる魔力を微調整。
集束は解しーの。
拡散は纏めーの。
乱雑な魔力ラインを整列させる。
直線的に飛び出そうとする力は、回転するようにベクトルコントロール。
回転スピード速けりゃ、半径広げてスピードコントロール。
フフフ、魔力操作は暇さえあればやってんのよ!
ダンマス舐めんな!
暴れ狂う魔力を、優しく激しく包み押さえつける。
……やがて、観念したかのように、魔力の暴走は収まりをみせる。
魔力は生成陣に取り込まれ、淡く光に包まれる。
そして……
「………」
そこには一匹、いや、一人のサムライが佇んでいた。
……いやいや、確かにツノあるけどさ。
鬼人というか、武人というか……。
「ほぅ、姐さんの好みはこんなのか」
赤鬼どん!違うから!
「把握」
違うっての!
「ふむ、そうでござるか」
お前もかい!
違うんだっての!




