油断は禁物って話
ふむ……、ふむぅ?
ぽちぽち……
再びの試行錯誤中である。
ボルゾーシステム(仮)の運用を様子見ながら進めている。
現在は死刑囚6名を新たに受け入れ、これでボルゾー7である。
いやいや、単に数字的に良いことあればなってだけで、深い意味や考えなんかないのだ。
これで良いのだ。
カミラさんとこも、リリちゃんとこも、まだ増えてもOKの返事は貰っている。
頼もしい限りだ。
始まったばかりだし、虜囚増加はもちっと様子見よう。
と、いうことで、新たなエリアをいじいじしているのだ。
ウチのダンジョンのお陰で、冒険者共が王都に増えて来ているらしく、そのせいで薬品類の消耗が加速してきているそうだ。
人間達が苦しむのは良いとしても、死んでしまうのはイタダケナイ。
お互いWin-winの関係を目指さないとね。
まぁ、そんなわけで、今回は、冒険者向けではなく、一般層へ目を向けたエリアを模索中である。
「どーしよっかなーっと。そうだ」
モンスター専用通信回線を開いて、採掘エリアに営業しに行ってるワーキャット達を呼び出す。
「マスター、来たにゃー」
「にゃー」
くっ、コイツら……
そう、その右端の長毛のキミ、こっちゃ来なさい。
そうそう、そこでごろーんとね。
はふぅ、もふもふぅ……
「マスター?」
「……ハッ
うむ。ご苦労様。ちょっとキミ達に聞きたいことがあってねー」
「はいにゃー。何でも聞いて下さいにゃー」
にゃーにゃー、可愛いなコイツら。
ええぃ、気をしっかり持て、ヨーコ!
「採掘エリアのおっちゃん等、なんか愚痴ってない?」
「そうですにゃー?皆、どうにゃ?」
にゃごにゃご集まって、聞いた話をまとめてるにゃぁ。
にゃごむ……。
「色々あるみたいにゃー」
「……ふむ。聞かせて欲しいに……わ」
「はいにゃー」
いかん。
ちょっとしばらく黙っとこう。
ワタシに猫耳が生えそうだ。
《あ、ソレ採用》
ポム♪
ケイオス様?今、なんと。
「あー、マスターがにゃー達の仲間になったにゃー♪」
ナヌ?
あ、この頭の上でピコピコしてるのは、まさか……NEKOMIMI?
おっふ、ヤラレタ……。
《似合ってるしw映えるww》
アリガトーゴザイマスー。
で、盛り上がったワーキャット達を静めて、改めて話を聞いた所、やはり、薬代が上がっただの、ポーション備蓄がヤベェだの。
お仕事に関しては、鉱脈は安定してるわ、可愛い娘っこに癒されるわ、言うこと無しだそうだ。
ふむふむ。
まずは、薬草類をダンジョンに生やせば、良さげかな?
薬草エリアの設定っと。
天然物より効果は少なくして、価値のバランスを取って、と。
……んー。
思いきって、薬草エリアは敵性モンスターは非ポップにしちゃおうかな?
ここにくるのは多分、一般人に限定するつもりだし。
一般人から取れるDPも、たかが知れてるしねぇ……。
子供のお使い?遊び場にしてしまうか?
そうなると遊具?
むぅ。
どーしよーかなー?
ギルマスおじさん……ライなんとかさんに相談してみよー。
「皆、ありがとにゃー」
くっ、つい語尾が……。
「ぷ」
ああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!
ユーキ、いつの間に!
「気にするにゃー」
くっそ、もう!
くっそ!




