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The Lily 前世の記憶は邪魔である  作者: MAYAKO
三章

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【第82話】 入学式 前夜 2

今晩は。

今回は おまけ を付けてみました。

本編後に、お楽しみください。

ちょっとですけど。

 ネコは一匹だけ孤児院に残った。


 玲門さんが一匹引き取ったのだ。


 ホッシーと美観さん玲門さんは、明日校門前で会う約束をした。

 入学式は胸に花を飾るそうで、詳しくはイオリナ先輩に聞いて、と意味深に笑って帰って行った。


「エノン、仲直りできた!」


 私が嬉しそうに言うと、エノンも素直に喜んでくれた。


「うち、仲良しがいい!」


「私も!」


 仲良し、が一番いい、だよな亜紀。


 騎士団『闘』とは門で別れた。


「ありがとうございました、騎士団『闘』の皆様」


「いえ、助けられたのは我々の方ですよ、明季姫」


「?」


 助けた覚えはないけど??


「おーい明季、センバちゃんなんかほっとけ!頼んだ覚えはねーぞ!」


 季羅お父さん!


「ご苦労様でした」


 ランお母さんは礼を言うと、騎士団はさっ、と姿勢を正し、礼を返した。


 孤児院、男子一同感想。


「かっけー」


 孤児院、女子一同感想。


「2番目の騎士様」

「えーっ!?私、3番目の騎士様がいい!」

「何言っているの!ここはやはり団長様よ!センバさま!英雄よ!」

「3番目!絶対3番目の騎士様!」


 ……騎士団とは?


 チビちゃん達は、しきりに手を振って騎士団と別れた。


 そして孤児院の食堂はパーティー状態になる。


 季羅お父さんの運んできた大きな箱は、マジック・ボックスという物で、獣人族の家宝らしい。


 出てくる出てくる、お肉が沢山。


 明日の衣装も入っていると聞いたけど、大丈夫かしら?


 剣、弓矢、斧、槍、およそ箱より大きなモノも次々に出てくる。


 どんな仕組み?


「これは傭兵団に渡してくれ、エノン。ドロトン君からの品だ」


 暫くすると、お客さんも来た。


 一人目はティーくん。


「ティーくん!?」


「村長さんにご挨拶!ミンさんには、いつもお世話になっているから!」


 何故か、ミンお兄ちゃんの、悪戯好きのお顔が思い浮かんだ。


「これが雪鹿の角ですか?」


「ミンに頼まれたが、そのような物でいいのか?ティーくん?」


「はい、村長様。これはいいスパイスになります!」


 ティーくんは獣人族の村でも有名らしい。

 まあ原因はミンお兄ちゃんだね。


 そのティーくんが、お肉の山を見つけると……。


「エノンさん、キッチン借りますね!」


「私も手伝っていいかな?」


「え?ええ、いいですよ……シャンソンさん」


「シンでいいよ、同級生だろ?」


「え?4年生に!?」


 あ、ティーくん、テンション上がった?

 いや爆上がりだ!


 村から持ってきたお肉は、とんでもなく美味しいお肉に変わり果てた。


 シンお姉ちゃんはティーくんと一緒に、更なるお料理をしている。


 楽しそうである。


 ん?あれ?


 窓から影が見えた。


 騎士団?


 騎士団は孤児院の門に立っていた。

 等間隔で。


 外に出て、門駆け寄る。


「え?センバ団長?」


 私が『?』状態になっていると、ニッコリと説明された。


「王族警護さ。先程のハーピーさん達はピア副団長が付く」


「ご飯は?トイレは?」


「交代でするよ、ネコ達は今、詰め所だ。心配ご無用。寮に帰るときは護衛する」


「ええっ?そんな、毎日ですか?」


「始業式まで、だよ」


 後は影とかに任せるわけね。


「寮には私が同行します。あ、この場合は送迎でしょうか」


 突然の声、気配無し!?


「あ、イオリちゃん!」


 忍び?


「お迎えに来ましたよ、アッキー」


 あ、時間か?


「まだ、あと少しは。明日の打ち合わせをしてまいります。それと、ご挨拶を」


 あ、イオリちゃん、センバ騎士団長と目が合った?


「もうすっかり、明季姫つきのメイドさんだな」


 いや、このメイドさん、帯剣してますけど。

 それも、どう見てもドロトン君の作った純鉄の魔法剣。


「ええ、お兄ちゃん。どう?」


 両手を軽く広げ、服を見せるイオリちゃん。

 うわぁ仕草、可愛いっ!


 それに、お兄ちゃん、だって!


「イオリナが選んだ道だ」


「うふふっ」


 なんか危機感。


「センバ騎士団長、イオリちゃんは渡しませんよ?取らないでくださいね?」


「少し話しておくか?明季姫、本来ならばイオリナはうちの騎士団、副団長候補だったんだ。取られたと思っているのは、『闘』の団員達だよ」


「え?そうなのですか?」


「だろ?お前ら?」


「き、勤務中です。私語は控えます!」


「無理しなくていいぞ?イオリナのメイドバージョン見たいのではないのか?特にジキ、スカートのイオリナ、俺だって子供の頃以来だぞ」


「い、いえ自分は……」


 ん?イオリちゃん?


「え?ジキさん、見たくないのですか?私、スカートですよ?魅力ないですか?」


 うわぁ目がいたずらっ子の目だ。


(ジキ、誉めてやれ!)

(おい、ジキいっそ告れ!)

(いつ、ドラゴンのブレスで死んじまうか、わかんねー騎士団だぞ!ここは。思い残さず告ってしまえ!)


「おい、ジキ」


「はい、騎士団殿!なんでしょうか!?」


「いや、イオリナ、もう行っちまったぞ?」


 げしげし。


(このバカ!)


 げしげし。


(イオリナさん可哀想だろ!)

(誰かに取られちまうぞ!)

(狙ってるヤツ、てんこ盛りなんだぞ!)


「イ、イオリちゃん、モテモテですね」


「嫁に欲しい、という話はよく来る」


 ん?殺気?


「センバ騎士団長?目が怖いのですけど?」


「イオリナの親が出した条件は、私に勝てたら考えてやる、という話だが」


 無理じゃん、それ。


 あ、また人が来た!


 この匂い、ポシェットくん!?

次回投稿は 2023/04/20 20時頃の予定です。

サブタイトルは 入学式前夜 3 です。


前回作の いいね ありがとうございました。

励みになります。


 ショート番外編


 本編に入らなかったエピソードです。


み:美観さん

れ:玲門さん


れ「お母さん、ネコ好きだから喜ぶよね!」


み「ああ、欲しいって言っていたし」


れ「名前、皆で考えようね!」


み「おい、レー、ネコでいいのか?」


れ「なに?美観お姉さん?」


み「ま、私はペロ一筋だけどな!」


れ「ふーん、抱っこしたくないと?」


み「んなこと言ってないだろ!ちょっとよこせ!」


れ「え?やだ」


み「やだじゃねぇ!ネコをこっちに!」


れ「んっきゃぁ!み、美観のエッチ!どこ触っているのよ!」


み「お、おい、今のなんだよ!?双子だろ?なんでレーの方が大きいんだよ!?」


れ「し、知らないわよ!」


み「ふ、ふん!弓の邪魔じゃねーか?」


れ「え?私の方が弓、上手よ?」


み「ここは姉に花を持たせろよ!」


れ「嫌よ!知らないわよ!」


 ボンバーズは今日も仲良しです。

 ゴブリン時代より、ちょっと幼い設定になっています。


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