部活
女の子と遊ぶのももちろん大事だが、こうして男の友達との絆もかけがえのないものだ。
「鈴木。アクエリ飲むか。」
「ああサンキュ。」
「鈴木君お疲れ。はいタオル。」
「あっ」
そこにいたのは今日転校をしてきた。神崎愛理だった。
「神崎サッカー部に入ったのか」
「まだ、正式に入ってないんだけどね。多分マネージャーになると思う。」
「へえ。ところでこの時期の転校って珍しいよね。」
「ああ、急に転校が決まっちゃって。まあこの高校も結構気に入っているよ。」
アイリは見た目少しギャルっぽいが、仕草の雰囲気は普通の女の子っていう感じだ。
「鈴木今日の練習終りだってよ。帰ろうぜ。」
「ああ、帰るか」
「私もかえっていい?」
少し驚いたが、もちろん嬉しい。断る理由もないし。
「ああ、じゃあ着替えたら校門のところでな。」
俺たちは、さっさと着替えを済ませて校門のところで駄弁っていた。
「おまたせー待った?」
着替え終わった神崎は制服に着替えていてジャージではわからなかった細い足がすらりと伸びていた。スタイル抜群だ。
「お疲れ。」
「さあ行こうぜ。」
俺たちは普段はバスでとおる坂をのんびりと下っていった。
「ねえ、佐藤君って彼女いるの?」
「いや、今はいないけど……。」
「そうなんだ。イケメンだからいるのかもと思ったのに。」
「佐藤、kPOPにいそうな感じでイケてるよな。」
「ええそう?」
「ああ、いそういそう。」
なんか、そういわれると満更でもない。かつての俺はこんな風に褒められることもなかったからな。
きっとクラスにいたイケメンたちもこんな感じでいつもチヤホヤされていたんだろうな。
そりゃ自分に自信があるはずだ。
俺たちはたわいもない話をしながら駅に着いた。
「じゃあまた明日。」
「またね。」
「あれ、神崎もこっち路線なのか。」
「そだよー」
俺たちは電車に乗ると席に着いた。まだこの時間は混んではいない。
「で、サッカー部は気に入った?」
「うん。なかなか気に入ったよ。先輩たちも優しいし。他のマネージャーもいい子だし」
「そっか」
クラスのS級美女と学校を帰るなんてアオハルのだいご味だよな。
「てか神崎はサッカーは詳しいのか?」
「うーんまあこれから覚える。」
そういうとこっちを上目遣いで見てニコッと舌を出す。
「まあ、頑張って。」
「じゃあ私のうちこっちだから。」
「おう、お疲れー」
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