↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
19/21

サッカー部

昼休み俺は一人で弁当を食べている。

サッカーの練習があるため、いつもより早く食べたため、まだ時間が余っている。

俺はぼっち飯を覚悟していたが、意外にもクラスメイトから誘いがあった。

クラスの男子数人と食堂で食べないかと誘われた。

俺は断ろうとも思ったのだが、せっかく誘ってくれたのだからと思いOKした。

ちなみに麗奈はクラスの女子と食べている。

俺はお盆にカレーとパンとコーヒーを乗せて空いている席を探した。

すると、田中が手を振ってきた。隣に座れということだろう。

「よっ、一緒に食おうぜ。」


俺はお盆をテーブルに置くと田中の隣に腰かけた。

「サンキュー、助かるよ。」

田中が言う。

「それにしても、みんなで食べるのなんて久々だよな。」

「ああ、中学以来かな。」

「俺、高校入って初めてだわ。」

「俺もだ。」

「そういえば、サッカー部の仮入部どうだったんだ。」

「まあまあかな。田中は?」

「俺は結構楽しかったぜ。」

「レベル高いよな。中学と比べて」

まあ、恋愛や友達との思いで作りがメインだが、部活もそこそこ頑張りたい。

「おっこれは珍しい組み合わせ」

パンを持って現れたのはチャライケメン鈴木だ。

「よう鈴木。お前は最近どうなん?」

「バイト先に可愛い子がいるって言ったじゃん。今度デートに行くことになった。」

「よかったじゃん」

「田中こいつ他校の女子の知り合いがもう出来たんだってさ」

「マジか」

いいなあ。昔の高校生活では可愛い女の子の話題で盛り上がることなんて殆どなかった。精々アニメの話程度だった。

それを考えると俺も結構進歩しているな。少しずつ手ごたえを感じている。

「鈴木ってさ彼女とかいんのか?」

田中が鈴木に聞く。

「いねえよ」

「そうなの?俺の知る限りだと女子と仲良さそうだけど」

俺が聞いた。

「仲良くても付き合うとは限らないだろ」

「なるほど」

田中と俺はうなずいた。

キーンコーンカーンコーン チャイムが鳴る。

「おっ、予鈴鳴った。俺戻るわ」

そういって鈴木は去っていった。

「俺らも行くか」

「おう」

俺たちも教室に戻った。

放課後、部活が始まる。

グラウンドに向かうと既に何人か来ていた。

俺が一番乗りだと思っていたのに残念だ。

サッカー部は新入生で10人以上いてかなり多い。

練習着に着替えてアップを始める。

しばらくすると他の部員達が集まってきた。

顧問の教師もやってくる。

「よし全員集まったな。今日から本格的な部活になるぞ。気合入れていけ。」

「「はい!!」」

「じゃあ、まずはランニングからだ。」

そうして部活が始まった。

ランニングを終えて柔軟体操をする。

「よし、今日はパス練から始めるぞ。」

「はい!」

「まずは3組に分かれてくれ」

そう言われて、俺と田中は分かれた。


「じゃあ、二人一組のペアになってボールを回してくれ。」

そういって先生はボールを渡していく。

「よろしくな。」

「こちらこそよろしく。」

そういって、俺は田中からボールをもらう。

「よしいくぞ」

「おう」

そして、俺は田中の方にボールを蹴る。

田中がそれをトラップする。

俺は田中に向かって走り込むとそのままシュートを打つ体勢に入る。田中は右サイドに走っており、ゴールに近い。

俺は左足を振りぬく。

だが、惜しくもポストに当たってしまった。

「惜しい!次いこう」

「ああ」

その後、何度もトライしたが結局一度も決まらなかった。

「はい、終了。じゃあ次はディフェンスラインでやってみるか。」

「はい」

俺は田中と分かれてディフェンスのポジションについた。

相手のフォワードがドリブルしてくる。俺はその動きをよく見る。

相手はフェイントを入れてきた。

俺はそれに引っかからず横に飛びつく。

よし、これで……と思ったら、相手は体を反転させて俺をかわしてしまった。

「おお、ナイスファイト」

田中の声が聞こえる。

その後も何度かチャレンジするが、やはり決めることは出来なかった。

「はい、じゃあ次攻守交代な」

俺はオフェンス側になった。

俺は先ほどの反省を生かし、慎重に攻めることにした。

まず、中央突破を図る。

俺は右足で強く踏み込みながら、一気に加速する。

相手が止めに来る。俺は急ブレーキをかけて左へ方向を変える。

キーパーもついてくる。俺はスピードを緩めることなく、スライディングを仕掛けた。

しかし、これはかわされてしまった。

「おおー」

周りから歓声が上がる。

その後も俺は果敢に攻め続けたが、得点には至らなかった。

「はい、じゃあ次は攻守交代で」

俺はまたオフェンス側に回った。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。