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18/21

神崎

今日から仮入部期間も終わり部活がスタートする。サッカー部も今日から本格的に始まる。

俺は少し早めにクラスについた。もう何人か来ている。このころになるとクラスでグループができ始めた。

俺はまだ誰とも積極的に話していない。

すると一人の女子生徒が話しかけてきた。

佐藤美波(さとうみなみ)

クラスの二軍メンバーの一人だ。明るい性格で男女ともに人気があり、男子からはモテるし、女子からも好かれている。俺とは真逆の存在だ。

身長は高めで165cmくらいだろうか。ショートヘアーでスタイルもいい。

彼女は俺にこう言った。

佐藤 おはよう鈴木君。これからよろしく。

俺は慌てて返事をした。

鈴木 おう、こちらこそよろしく。

彼女と話したのはこれが始めてだ。俺は彼女のことをよく知らない。一軍のイケメン達とばかり話している印象しかない。

すると俺の肩を叩くものがいた。

田中優斗だ。

こいつは入学式で新入生代表の挨拶をした秀才だ。

クラスの中堅的なポジションでほかのメンバーとも仲良くしているのをよく見かける。

背は175cm程度と高く髪は短めで爽やかなイメージがある。

彼は俺にこういった。

「田中 おっす! 鈴木くんだったよね。」

「ああ、おはよう。」

「今日から部活だな。お互い頑張ろうぜ。」

「ああ、そうだな」

実を言うと彼が同じサッカー部というのは忘れていた。

「田中はポジションどこだっけ?」

「ディフェンスラインならどこでも。他はあまりだな」



「へーすごいな」

「そんなことないさ」

そういって彼は笑っていた。

朝礼の時間になり先生が入ってくる。

「お前ら席につけー」

「今日は転校生を紹介するぞ。入ってくれ。」

そういって入ってきたのはギャル風な女子

「神崎愛莉です。よろしくお願いします。」

黒板には可愛らしく「かんざきあいり」と書かれている。

「神崎は親の転勤の都合でこの学校にきた。分からないことだらけだと思うから皆助けてあげてくれ。」

そういって先生は去っていった。この時期に転校生なんか少し訳ありな気がする。急に転校が決まったわけだ。

教室はざわついている。

「かわいい」「まるでモデルみたい。」

などの声が聞こえてくる。

確かに可愛いし、雰囲気は如何にもギャルって感じだ。だが……

俺はあの子を知っていた。昨日ゲームセンターにいたのだ。

「ああ、やばいかも……」

「え?どうしたの?」

隣の席の田中が聞いてくる。

「なんでもないよ」

「そっか」

しかしこれはまずいな。

「じゃあ質問ある人手をあげてくれ」

「はい!」

元気に手を挙げたの

「じゃあ、そこの君」

「好きな食べ物とか趣味教えて下さい。」

「好きな食べ物はラーメンで趣味は寝ることです。」

「はい次」

「はい」

「彼氏いますか?」

クラスがどっと笑いに包まれる。このクラスも大分まとまりが出てきた気がする。

「いません。」

「おお、じゃあ最後に」

「はい」

「好きなタイプは?」

「明るくて優しい人かな」

「はいありがとう」

「他に聞きたいことがある人はいるか?」

誰もいないようだ。

「じゃあ、自己紹介も終わったことだし、早速授業始めるぞー」

こうして新しい生活が始まった。


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