~ マリア の 日記 ~
○月 ○ 日 (○) …
今日 は カッターで
手首 を 抉り出すように 切ってみた …
プシュッ ! プシュッ! と 血が 飛び出して …
やっと … 私が戻った …
○月○日 (○) …
将来 何になりたいか …
そんな事 聞かれても …
解らない …
そんな事 考えるだけで …
全身を 引き裂きたくなる !
あちこち 切り刻んで …
やっと 落ち着いた …
その日記には …
彼女 の 自傷行為 の 数々と 共に …
彼女 の 心 の 叫 び が 綴られていた …
警察官 は …
黒く塗り潰された 頁に 目を止めた …
「ここには 何が書いてあったのかな?」
其まで …
ゲラゲラ! ヒィーヒィー!
と 笑っていた マリア が
ピタリッ と 笑う事を止めた …
マリア は 無表情 な まま
じぃ~っと 警察官の 手元にある
日記帳 を 見つめていた …
うん とも すん とも
言わない マリア …
警察官達 は
マリア に 寄り添う 祖母に 許可を得て
マリア の 黒く塗り潰された 頁 に
後ろから 紙をあて 鉛筆で 擦り始めた …
逆さに写る文字を
今度は紙の表からなぞり …
マリア の 日記が 復元された …
6月 26日 (日) …
ナンシーと遊んでいる ロージー …
あの子 嫌い !
ナンシー と 人形で 遊びながら …
「いい子ね ママが 歌ってあげるから ぐっすり 眠りなさい …」
って 何か 歌ってた …
ナンシー も 気持ち良さそうに ウトウトして …
バカ みたい!
「茹で玉子 と スクランブルエッグ … どっちがいい? ねぇ ナンシー ?」
って …
ナンシー も
「スクランブルエッグ!」
だって …
バカみたい!
どっちも ただの 玉子じゃない!!
バカみたい ! バカみたい!
あの子 …
消えちゃえば いい !
其の 後 …
ロージー を 殺害した後と思われる
言葉が 並んでいた …
やった! やったわ !
私は 自分に勝った !
警察官達 が マリア に 事情を聞くと
マリア は あっさりと ロージーの殺害を認め
警察官達を 殺害現場へと案内した …




