~ ロージー の 行方 ~
その日の 午後7時 …
友達の家に 遊びに行くと
家を出たまま 戻らない娘を心配して
両親は 警察へ電話をした …
「娘が 帰らないの ! あの子は ロージーは 暗闇を怖がるし … 家出なんて 絶対にしないわ! 携帯に何度も電話したけど出ないの ! 娘を 探して下さい … ロージーを … 」
母親 の キャサリン は
ヒステリックに 泣き叫んだ …
通報を受けた
警察 は 直ぐに 動き始めた …
ロージー が 向かった
友達の家は 直ぐにみつかり
マリア の 妹 …
ナンシー が 祖母に 付き添われ
ロージー と お人形 遊びをした事や
ロージー と 一緒に 絵を描いて
遊んだ事を話した …
ロージー は 暗闇が 怖いので
陽が暮れる前
6時15分には ナンシー の家を出ていた
ナンシー の 祖母が
「お邪魔しました … 帰ります!」
と 声を掛けられていた為
時刻 は 略 間違いないと
警察は判断した …
夕食時と 言う事もあるが …
祖母 や ナンシー が
警察官 に 必至に 事情を説明する中…
室内に残る 三人の小さな 子供達は
夕食 そっち除けで …
心配そうに 祖母と ナンシーを見つめていた …
只 其の中で 一人 …
一番 大きな 娘 …
マリア だけは …
警察官にも …
祖母やナンシーにさえも 目をくれず
無表情のまま 黙々と
サラダボール の サラダを
一人で 抱き抱えるように囲い
フォークを突き刺して
バリバリ と 音を立てながら
サラダを食べていた …
当然 不自然な その光景を
警察官達が 見過ごす筈も無く …
警察官 は マリア に 声を掛けた …
「ナンシーちゃんの お友達の ロージーちゃんの事 何か知らないかい?」
マリア は
口に押し込んだ
サラダを 溢れ出させながら
ヒィーヒィー ! と 笑い出した …
「知ってるわ ! さっき 遊びに来てたもの!」
それだけ 話すと
マリア は ゲラゲラ と 笑い出した …
警察官 は 直ぐに 祖母に許可を取り
マリア の 部屋 の 中 の 捜査を始めた …
マリア は 只 …
ゲラゲラ ! ヒィーヒィー!
と 異常な程 笑っていた …
警察官達は
マリアの 机の鍵の掛かった 引き出しを
開けて欲しいと言った …
マリア は 相変わらず …
ゲラゲラ ! ヒィーヒィー !
と 笑いながら …
警察官達 に 逆らう事も無く …
机 の 引き出しを開けた …
日記 に 目を通す 警察官の
表情が 歪む …




