エピローグ1 今までもこれからも 姉ヶ崎莉乃
「ふぅ~……」
帰り道、時間の都合で近くの村によった私たち、大久保さんを目を覚まして温泉で裸の付き合い中。
「えっと、それで……私たちは異世界へと来てしまって、帰れる保証はない……それで、私は今まで戦争に操られて駆りだされていたっていうことですか?」
「まあ、実際にどうなのかはわからないけれどね……あなた、かなり高く投げられたのよ。それの落ちた衝撃か何かで洗脳がとけたんだと思うわ」
一応、今の状況は話して説明しておいたけど、いまいち現実を受け入れられてない感じ――だけど、それが当たり前のはずなのよね。
「あれ、ということはクラスの人たちはまだ人の国で戦わされてるってことですか!?」
「まあ、その可能性は高いわね」
「そ、それなら助けにいかないと……あれ、でもこの場合の助けるっていうのは……生活してるっていみでは人の国のが安全……あれ? あれ?」
「とりあえず、今日は休みましょう。明日には落ち着いていて、比較的安全な場所までいけるから」
「は、はい」
***
人はいつか慣れる。そんな言葉は、正直あまり信じられなかった。
でも、この世界にきて、こうやって戦えるようになって、生活しているうちに――たしかに慣れてしまったということ場は正しいように感じた。
私の精神は果たして、常人のそれのままでいれているのか、そんな問を昔の私か、元の世界の人に問たくなってしまう。
でも、戦争に人に操られていかされたりするのは間違ってると思うし、この世界で元の世界と同じように暮らそうとするのもまた、わがままとも私は思える。
だから、私はこれからもこうやって、この世界に慣れていくんでしょう。
「リノちゃん、いくで~」
「今、行くわ」




