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異世界を歩む者~元勇者と新たな勇者たちは何を思う~  作者: 初雪しろ/Yuyu*
第2章 異世界を知る

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エピローグ 良くも悪くも巻き込まれるだろう

 町に戻って、様々な手続きを済ませた。

 金も払って、金ももらって一応黒字にはなったから良しとしよう。

 ただ、何かがまだ引っかかってるんだけど、何だ――そういえば、ミイは生け贄だとかなんとかいってたが、魔法陣を先に作っても良いのかどうかとかがよくわからない。

 引っかかってたのはこれか――まあ、これはこの町の人間に任せるとするか。


 夜、宿のベランダで空を見てる姉ヶ崎を見つける。

 そういえば、結局あっちでも乱戦になったらしいんだったな――謝っておかないと駄目だな。


「どうしたのよ?」


 隣にきたら、そんなことを言われた。


「いや……この前はなんつうか。お疲れっつうか、巻き込んで悪かった」

「何のことよ」

「魔族の相手をさせることになったことだよ」


 結局は戦いに巻き込まないのが一番だったはずなのに。


「別にいいのよ。この世界で生きていくなら仕方のないことだと、私は思ってる」

「否定はしないが、それでもとりあえず謝っておきたかったんだよ……なんとなくな」


 なんとなくではなく、本当に謝っておきたいと思っているんだが、なれない成果変な言い方になっちまった。


「そう……」


 少し間を置いて、姉ヶ崎は小さく笑う。


「今度からは、もう少しちゃんと作戦会議とかしましょう。私たちのできることも取り入れて」


 女が強いのか姉ヶ崎が強いのかさっぱりだが、やっぱりおっかないと思ってしまうぜ、そのメンタルとか色々と。

 俺は不器用に一言返した。


「……了解だ」



 今回のオチはこんな感じになったが、今後まだこの問題が関わり続けるのか今の俺にはわからない。

 ただ、ひとつだけ言えるのはこれからも魔族や人族、獣人族などの人間の戦いには、たとえに何処にいようと巻き込まれてしまう――そんな気がしてならないということだ。


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