↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
外れスキル【視聴者ガチャ】~真っ裸で魔王城に凸!? 無茶振り配信が神回すぎる~  作者: 春野ケイ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
27/30

第27話 赤い瞳の将、笑う

石像の守護者を退けた一行が最深部への階段を上りきると、玉座の間へと続く広間に、一人の魔族が待ち構えていた。深紅の鎧を纏い、赤い瞳を細めてこちらを見据えている。


「よくぞここまで来た。人間風情が」


「あんたは……」


「魔王様の側近、リヴァンという。ここから先は、俺が通さん」


只事ではない威圧感に、仲間たちが一斉に武器を構える。緊迫した空気の中、視界の端に見覚えのある赤い光が明滅した。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

スキル発動:【視聴者ガチャ】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


▼当選者抽選中……

 進捗:██████████ 100%


「頼む、今こそ良いのを引いてくれ……!」


絞り込みの候補文字列が高速で明滅し、ピタリと静止する。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

当選者確定

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ハンネ :他配信者の信者

称号  :対抗煽り担当・隠れ最古参

発動まで:00:00:05

危険度 :★★★★☆(強敵との真剣勝負)

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「お前が来るってことは、また煽られるんだろうな……」


コメント欄に、これまでとは違う、真剣味を帯びた挑発が流れ込んでくる。


――――――――――――――

[他配信者の信者]:ここまで来て逃げるなよ

[他配信者の信者]:真正面から、正々堂々戦って勝て

[他配信者の信者]:小細工なしだ、それがお前の一番強いところだろ

[底辺時代からの生き証人]:信者が本気で応援してるの珍しいな

[解説おじさん]:真っ向勝負、悪くない選択だ

――――――――――――――


続けて、指令確定のウィンドウが叩きつけられるように表示される。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

指令確定

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

内容  :魔族リヴァンと、

     正々堂々真正面から戦い勝利すること

制限時間:00:00:05以内

     未達成の場合……対象は即座に消滅する

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


「正々堂々って、この状況で!?」


だが、逆らえば消滅する。ソウタは覚悟を決め、黒曜の鎧を纏い直して前に出た。


「小細工なしで、真正面から行かせてもらう」


「ほう、面白い」


リヴァンが不敵に笑い、両者が同時に地を蹴った。剣戟の火花が散り、幾度も刃を交える。仲間たちの支援を受けながらも、ソウタは一歩も引かず、真正面から打ち合い続けた。


「なぜだ……なぜそこまでして、真っ向から挑む!」


「逃げても、誤魔化しても、いつかまた無茶振りが来るからな。それなら――今、ここで真正面から答えを出す!」


渾身の一撃が、リヴァンの剣を弾き飛ばす。膝をついたリヴァンが、ふっと笑みを浮かべた。


「……見事だ。人間にしては、悪くない」


ウィンドウが眩い光を放って躍る。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

指令達成

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

他配信者の信者の狙い:完全成就

対象の生存     :確認

特記事項      :魔族リヴァン、撃破


     NICE GACHA!!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━


コメント欄が興奮に包まれる。


――――――――――――――

[他配信者の信者]:正々堂々の勝利、格好良すぎる

[底辺時代からの生き証人]:ここまで積み上げた実力、伊達じゃないな

[解説おじさん]:見事な立ち回りだった

[尊死予備軍]:ソウタくん強すぎて尊い

――――――――――――――


膝をついたままのリヴァンが、静かに口を開いた。


「魔王様は、この先の玉座におられる。……行け。お前ならば、あの方と向き合う資格がある」


思わぬ言葉に、ソウタは戸惑いながらも頷いた。


「……ありがとう」


仲間たちと共に、いよいよ玉座の間へと続く最後の扉の前に立つ。この先に、すべての決着が待っていた。


……さて、明日の無茶振りは何だ? 第28話へ続く。


―――


ついに魔王の側近との対峙を制しました。真正面からの勝負、書いていて手に汗握りました。


次回もお楽しみに! ブックマーク登録・評価・感想レビュー、お待ちしております!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。