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神龍の娘  作者: ゆなりん
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神龍の娘と父の言葉

早める、って何を?


わたしは父の言葉の意味を、この時はわからなかった。


一学期の期末試験の最後の日、わたしは親友の神月都姫(こうづきみやび)の家に遊びに行った。


彼女は母方の従姉妹で、母同士も親友だ。


都姫の家は、母の実家のすぐ近くにあり、学校からも近かった。


その日は、ちょうど夜勤明けで都姫の父が早めに帰宅していた。


わたしは先日父が言った言葉が気になり、思わず和嶺伯父さんに、その意味を聞いてしまった。


和嶺伯父さんは、わたしの言葉を聞くと、しばらく目を見開き黙ってしまった。


その時、やっぱり伯父さんたちは、何か知っているのだ、と考えた。


しかし、そのあと伯父さんはそこには触れず、結局誤魔化されてしまった。


逆に誤魔化されてさらに気になってしまい、都姫の母、美織伯母さんにも聞いたが、こちらも、やんわりかわされた。


父は、一体何を早めようとしているのだろう。

早めることで、母は助かるのだろうか?

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