4/7
ロドリゲスの決断
銃声を聞いて村人が酒店に駆けつけた。
「よくぞ、やってくれました」村人の1人がロドリゲスに言った。
「あいつらは流れ者で村の人間をイジメてました」
「皆様。銃を買いませんか?馬車にあります」
ロドリゲスは言った。
「買いたいがお金がないです」皆、口々に言った。
「お金は後払いで良いです」ロドリゲスが言うと「わかりました。では買いましょう」と村人は言った。
ロドリゲスは銃を村人に渡して去って行った。
李達は昼下がり、教会に着いたがロドリゲスは居ない。
「馬車がないので出かけたのだろう。待ってみましょう」と李は言った。
しばらくするとロドリゲスは戻って来た。
パウロが言った。「ロドリゲス、銃は身を守るための物。商売道具じゃないぞ」
「そんな事、言われなくても分かっている」ロドリゲスが言った。
「では、銃を売るのはやめろ」パウロが言った。
「では、どうやって生活する?」ロドリゲスは言った。パウロは絶句した。
重苦しい空気が漂った。
李が口を開いた。
「ロドリゲス、マカオに行こう。あそこなら宣教師として生活できるだろう」
ロドリゲスはしばし考え言った。
「分かった。準備をする」




