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都での滞在ーその14-

睡眠不足の為~支離滅裂かも;-;

 取り敢えず、皆、気を取り直し、噴水へとやってきた。するとすかさず腕を取ろうとする彼女達を横目に、


「さあマスター、小銭を二人で投げ込みましょう」


 今まで姿を消していたシルフィーネが隣へと現れ、手を引きつつそう告げて、何処からともなく取り出した小銭を手に持ち笑顔を向けて来るのだった。そんな様子を一瞬固まりつつ見ていた皆は、再起動したかのように、


「ちょ、ちょっと待った~、セオ君と最初に投げるのは姉である私でしょ」

「いえ、お姉さま、許嫁である私に最初をお譲り頂ければ、嬉しく思います」

「若旦那様と最初に投げるのは私です」

「周りに危険な事がないか、私がセオス様と確かめて来てみましょう」


 慌てたように追い付いて来て、そう告げるのだった。なので、もめたまま話が進まないのも何なので、ジャンケンかくじ引きをと提案してみたら、首を傾けつつ、


「セオス様、それは何なのでしょう?」


 意味が分からない様に、訊ね返されたので、勝負と判定の仕方を説明するのだった。すると、


「面白い勝負の仕方ですね、これなら簡単ですので、他の時にも使えそうですね」


 此方に向け、笑顔でそう言いつつ、皆の方に振り返ると、火花が散るのが見える様な、真剣な勝負を繰り広げているのだった。で、順番が決まると悲喜交々はあったものの、一人づつちゃんと一緒に投げ込めたので、その後は、幸せそうな顔でもめる事無く観光を再開するのだった。先ずはルナールの生地を探し、皆で色鮮やかな布を見て、これならどんな感じのどんな服が、などと話を盛り上げていくのだった。ルナール本人も、良い生地を見付けられたのか、


「これで若旦那様の服を仕立てれば、絶対に似合うはずです。これであの姉妹には負けませんよ」


 自信ありげな笑顔でそう呟いているのだった。なので、その生地を店の店主に言って買取り、バックへと収納し、


「ルナール、シールズに着いたら渡しますので、それまでは荷物になりますので、我が預かっておきますね」


 彼女へとそう告げると、恥ずかしそうに照れつつも、


「は、はい。これでお似合いの服を作ってみせますので、期待してて下さいね」


 力強く、そう言ってくるのだった。その後は、次は美味しい食べ物をと、辺りを見てみると、至る所に、食材店と露店が立ち並んでいた。街の人達も思い思いの物を買っている所をみると、ここは一般家庭の為の買い物も出来る場所の様だった。なので我らも、色々の物を見ながら歩き回り、珍しい果物や野菜を食材店で購入し、バックに収めつつ、美味しそうな料理があると、少しずつの量を買い、お互い分け合いながら、感想を言い合い、どれが美味しかったか、どう作ったのか、考えながらお腹が満たされるまで、食べ歩くのだった。で、お腹も膨れたので、馬車を待たせていた場所へと戻ると、ヴィタールが、


「お帰りなさいませ、皆様方。それでどう為さいましょう? 宿へと帰るには早そうですが違う区画にある装備を扱うお店に行くには少し遅い、という感じなのですが」


 此方に向け、そう訊ねてきたので、皆の方に向け、


「我儘を言って申し訳ありませんが、装備は明日見にく事にして、皆と一緒でも個人ででもいいのですが、一度城の方へと行きたいと思うのですが」


 彼女達にそう告げると、心配そうに、


「セオ君、どんな理由? お姉さんに言ってみて」

「セオス様、父上に何かお話しされるのですか?」

「若旦那様、さっきの事?」


 行かなければ駄目なのか、判断出来ずに聞いてきたので、


「皆さん、そんなに心配は要りませんよ。マリカの父上は賢王で名高い方で、話してみましたが、街の民が嫌がる事をするような貴族を庇いたてする様な、そんないい加減な方ではありませんでしたので。今回の相手の方をどう罰するべきかの裁量を教えて頂くだけですのでそれ程の時間も要らないと思いますよ」


 皆に向かいそう答えた。で、


「セオス様、行くのならお供します」

「わかだんなさま~、いっしょにいくです~」


 彼女達は覚悟を決めたように、我にそう言ってきたので、

 王に会うというのは、皆、そう覚悟のいるものなのかな? などと我基準の判断の仕方で考えつつ、目的地を告げられるまで無言で控えていた、ヴィタールに向かい、


「では、よければこのままお城の方に回して頂けますか? それと国王のスケジュールを開けられるのかの確認をお願いしたいのですが」


 皆の前でそう告げると、


「かしこまりました。すぐに城へと向かわせて頂きます。国王様の方は、まぁ大丈夫だと思いますよ、なにせ、貴方がお話しというのなら、エレオノーラ様が告げに来るの以上に気を遣われるでしょうから」


 含み笑いをしつつ、我と王家の者にしかわからない様に、言葉を選びつつそう告げて来るのだった。なので今だに緊張したままの皆を乗せつつ、馬車はお城を目指しひた走るのだった。

誤字脱字、おかしいとこあったら~おしえてくださいませませ^-^;

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