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街に出ようーその19-

う~~、悲しい。書いている途中でPCが誤動作を起こし・・・・全部消えますた・・・・慌てて思い出しながらも書き書きしましたが遅くなったうえ、誤字や文章が変なとこがあるかも・・・・

 突然の聞き慣れぬ声に鉱夫達は声のした方を一瞥するも、其処にいる子供の姿を見た途端、視線を元へと戻し、声を荒げ言い争いを続ける。怪我をした者は血を流しながら横になっている。動ける者達は、坑道の中に助けに行くべきか、街に応援を呼びに行くべきか、坑道の中に助けに行くなら動ける者全員で行くべきか、二次崩落に備え少人数にするべきか如何か、街に呼びに行くなら誰がいいか、呼んでくるまでどの位の時間が掛かるかなど決着のつかぬ言い争いをひたすら続けているのだった。


 うむ、そんな事をしていても何も解決すまいにな。こちらも、言い争っている者達を無視し、怪我をしている者達の方へと歩み寄り、大怪我をして痛みにより意識も朦朧としている様な酷い程度の者より順に治療を開始し、


「神癒」


 次々と個別に、一瞬で傷を治してゆく。傷が治り意識を取り戻した者達は、今の一瞬で何があったのか理解できず、さりとて先ほどまで大怪我を負っていた、ほとんど潰れていた手や足が、裂けて血が出ていた傷口が何事もなかったように治っている自分の身体を見ながら、他の者を今だ治療し続けている子供を見て、やっと現実が理解できると、


「有難う」

「君が治してくれたのか」

「坊主、お前が治してくれたんだな、ありがとう」

「もう駄目かと思っていたのに、・・・・本当にありがとう」


 動けるようになった体を起こし、治療を続ける子供に向かい口々に、次々と礼を言う。今まで言い争っていた者達も、怪我の為手出しできず横にしていた動けなかった者達が、動きだし子供にに礼を言ってるのを見つけ、自分たちが何も出来ていない事にようやく気付くと、荒げていた声を元へと戻して少し落ち着き、鉱夫頭をしているドワーフが此方に向け歩み寄り頭を下げると、


「さっきは無視して済まなかった。こんな緊迫した事態の時に、何もできない子供がこんな所で何を。と思い込み、気にも留めなかった。俺ぁ鉱夫頭をしているカザムという。さっき此方に向け話しかけてきた言葉の続きを良ければ聞かせて欲しい。このとおりだ」


 突然そう言って地に伏せ、さらに頭を下げてきた。その様子を見た言い争っていた他の鉱夫達は、


「頭ぁ~こんな子供相手になにをしてるんです」

「誰にも頭~さげない、お頭が、なぜに子供相手に」

「こんな事態の時に子供相手に何してるんです、お頭~」


 口々にそう言っていた。その言葉を聞いたカザムは、


「お前たちの中にも俺と同じドワーフがいるだろう。この方を見て何も思わないのか? だったら情けないぞ。俺たちドワーフが鍛冶や採掘にむいているのは、力とかそんなものじゃねぇ~、ものの本質を見抜く目を種族特性として持ってるからこそよ。本来の資質を見れるからこそ品物の価値が判るんだ。その目でこの方をよ~くみろ」


 仲間たちにそう言いながら、


「光溢れし御方、お連れの方も凄い高位の精霊だと思いますが、如何か坑道に取り残されている仲間を助けるのに力を貸してください」


 頭を下げ続けて、ひたすら仲間を思い頼んできた。なので、


「うむ、もとよりそのつもりで声を掛けたのです。我が助けに行きましょう」


 カザムに向け、そう言うと、


「俺が中を案内しますので・・・・」


 カザムがそう言いかけるのを途中で遮り、


「心配はいりません、我だけで行きましょう。傷ついた者がいてもその場で癒せますしね」


 皆にも聞こえるよう、そう話しかけ、


「シルフィーネ、早速ですまないけど、中の様子を調べてこれるかな?」


 彼女にそう訊ねると、


「はい、他の仲間の力も借りれますので、問題なく」


 すぐにそう答えてきたので、


「では、お願いします。閉じ込められている方々の為にも早めに、ね」


 我がそう言うと、


「はい、了解しました。すぐに」


 笑顔でそう言いながら、その後既に姿を消していた。そして然したる時間もたたぬうち戻ってくると、調べてくれた事を報告してくれた。構造的には廃坑の方と変わらず、奥まで一直線で途中崩落はあるものの取り残された者達は一番奥の広場に集まっているという事だった。なのでシルフィーネに礼を言うと、坑道の中へと進んで行き、まず崩落している場所の周りを、


「神壁」


 土の壁で固め、それ以上崩れないようにすると、


「神壊」


 崩落している場所を壊し、穴をあけ平気な顔をしながら先へ先へと進み、取り残された人人の元へと辿り着くと、


「皆さん、大丈夫ですか?動ける方は塞がっていた所を開通させていますので表に向かってください。怪我をしている方は今から治療しますのでこちらへ」


 取り残されていた者達にそう言って、順序よく事態を終わらせてゆく。目に付く者は全員、崩落の先にいた為、重傷者はいなかったので、治療を済ませ歩けるようになると、すぐに皆で歩いて表に出るのだった。外には皆の無事を喜ぶもので賑わっていた。そして立役者である我が出て来るのを見つけると、カザムは、


「ありがとう、本当に助かった。君が来なければ無駄に時間を過ごし、こうして皆無事でいる事はできなかったろう。そういえば、名前を聞いてなかった、それと何で此処に来たのかも」


 我へと、そう話しかけてきたので、


「ギルドで廃坑に出る蟻どもの討伐を頼まれ全滅させてきた帰りに、凄い音が聞こえたもので、様子を見に来た。で、名前はセオス。よろしく」


 カザムにそう言うと、


「あ、あの廃坑のジャイアント・アントを全滅させてきたのか? じゃあ、さっきのが最後の一匹だったんだな。と、その名前どこかで・・・・領主様のとこの神童様か?」


 慌ててそう言ってきたので、


「神童か如何かは判りませんが、領主の息子のセオスです」


 普通にそう答えると、


「今の領主に変わり俺たちも仕事も生活も良くなった。昔は奴隷の様に働かされるだけだったのに、今ではちゃんとした待遇で仕事を貰ってる。その関係で何度か領主様にはあった事があったんだが、そうか・・・・」


 カザムは自分なりに考えをまとめながらそう話し、最後に、


「今回の件といい、えらい世話になった。なにか俺たちにできる事があれば何でも言ってくれ。坑道で採掘してるか、街の北西の酒場で皆で飲んでるか、どちらかに居るのでな」


 こちらに向け、そう言ってきたので、


「うむ、頼みが出来たら行くので、その時はよろしく」


 カザムにそう言うと、喜び合う皆を眺めながら、街を目指して歩き出すのだった。

確認する時間がなくて誤字があったらごめんなさいですです;-;

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