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街に出ようーその5ー

あう;-;終わりません。まだまだ続くのです・・・・

 大人たちが対処と避難の仕方を検討している頃、子供の方では、


「あ、兄貴、大変だ、女の子たちがいない」


 慌てたように言うリブロの言葉に、ダイグが、


「な、リブロ、どうゆう事だ」


 詰め寄る様に、そう訊ねると、リブロとラクスが、


「そ、それが、多分、用足しだと思うんですが、4人そろって人のいない方に」

「うん、僕も聞いた。帰る前に用を済ますって、向こうの方に行ってた」


 二人して、そう答えてきた。なのでダイグは、


「ちっ、こんな時に、っても普段なら平和で、こっちから帰る前に行っとかなくていいか聞いて、帰る途中に我慢しなくていいようにしとくのが普通だったからな。でも、なら探しに行く前にマトスさんと親父に報告しないとな」


 皆に向け、そう言って、我も入れて四人で大人達の元へ行く。そして、その事を伝えるとマトスは、


「なんてこった。こんな時に。子供達の避難を農場の作業員たちに一緒に逃げる事でしてもらい、俺たち職員三人で何とか食い止めて、時間を稼ぐつもりだったが、探しに行くのに人手を割くとなると、食い止めるのも難しくなるぞ」


 タイミングが悪いとの言葉に、ダットが、


「作業員たちに残りの子供の避難をしてもらい、俺が探しに行こう。息子の友達は顔も知っているし、この辺の地理にも詳しいからな」


 自ら進んでそう言うと、怪我をしている職員が、


「だが、もう其処までオークどもは来てるんだ、女の子達を見つけても逃がしながら戦ったりできるのか? できないなら、やはり職員の誰かが行くべきだ。でないと被害が増えるだけになりかねん」


 ダットの意見に反論する。それに同意し、マトスは、


「そうだな。やはり俺がいこう。ダットさんは手伝えるのなら、命懸けになるが、ここで残り二人の職員と食い止めるのを頑張ってほしい。もちろん手に負えない時は、すぐに三人とも避難することを前提にだがな。命懸けと命を捨てるのを一緒にするなよ」


 命を一番にと、皆に話しかける。それを聞いてたダイグは大人たちに向かい、


「俺も探しに行く。俺はあいつらの兄貴分だからな」


 勢いよくそう言うと、ダットが、


「ふざけるな、ダイグ。今は子供がふざけた我儘を言ってる時ではないんだ」


 息子へとそう怒鳴るように言うと、ダイグは、


「ちがう、ふざけてなんかいない、親父いつも言ってたじゃないか、普段仲間内で威張って命令するような真似をしても許されてるのは、いざという時、逃げず皆を守るからだって。俺も歳上だからじゃなく、いざという、こんな時、そうしたいんだ。親父の様に」


 尊敬する父親に、そう真剣な顔して言い返す。その言葉を聞いたダットは、止めたいが止める言葉が見つからず如何するべきか悩んでいると、


「ダットさん、負けですね。ダイグ君は俺が預かりましょう。女の子四人と共に無事連れ帰りますよ」


 二人の会話を聞いていたマトスがそう言う。その言葉を聞きダイクは、リブロ、ラクス、我に向かい、


「聞いた通りだ、俺が皆を探して来るから、お前たちは先に逃げてるんだ、いいな」


 リブロ、ラクスは頷いて了承していたが、うむ、皆いい人達だな、ここで何かあったら皆悲しむ。ここは我の出番だな。そう考えて、


「うむ、我も行くとしよう」


 大人達に向けそう言うと、皆呆れた顔をしながら、


「さすがに君は連れていくには・・・・」


 駄目だと言うマトスの言葉を遮り、


「ダイグ達には言ってたけど、我は魔法が使える。まあ、見てくれ」


 そう言うと、まず、


「神癒」


 怪我をしている職員を瞬時に治療し、続いて、


「神縮」「神炎」


 周りに聞こえぬ様そう呟き、一瞬で百メートルほど先へと移動し、同時に指先に炎塊を作り出す。


「で、どうかな?」


 笑顔で皆を見ながらそう聞き返すと、驚愕を通り越したような顔で、


「わ、判った、確かに君は来てくれたら助かりそうだ。皆の為頼むよ」


 マトスはそう言い直してきた。なので、


「うむ、任せておいて。皆の無事を約束するよ」


 笑顔でそう答えながらも、心の中では、我単独の方が早そうだが、後で何を言われるかわからないからな。などと考えつつも、いつもの様に風精霊いるかな? と周りに向け声を掛けると、


「なに~~、かみさま~、ごよう?」

『この先に、女の子が四人居るそうなんで探してきて場所を教えて欲しい』

「は~~~い」


 精霊たちにそう言ってる間に、


「かみさま~いたよ~あんないするよ~」

『はやかったな。ありがとう』

「こっち、こっつち~~」


 早くも見つけ出してきてくれて、さっそく案内してくれる。なので、


「マトスさん、場所が判りましたので、案内します。他の方は避難とオークの対処にわかれて開始してください。では行きましょう」


 皆に向かい、そう言うと、


「セオス君と言ったね。場所も魔法で?」


 突然言い出した事を疑問に思ったのか、確認してくる。


「似たようなものです」


 誤魔化す為、そう答えておいた。すると、


「皆、聞いた通りだ、これから行って女の子達を連れて帰って来る。それまでここを頼む。農場の作業員の方々は、子供たちを連れて速やかに避難を開始してください。では行動開始」


 その場に居る皆に、そう合図を送ると、我、マトス、ダイグは女の子の方へ、ギルド職員、ダットはこの場で待機で、残りは全てすぐに避難を開始するのだった。 

まだ続きますです。

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