9/34
少女はお年頃
薄明かりの中、好は静かに覚醒した。
眼前には枕。好はいつも決まって、寝るときは仰向けだが、起きる時はうつ伏せになる。そういう癖なのだ。きっとそれが原因で好のコンプレックスはできたのだろう。まあこの話はまたの機会に。
腰が痛かったりなんて無い。まあ、普通だ。 睡眠薬盛られると翌朝頭痛がすると聞くがそれも無い。
まさか、何も無かったのだろうか。私のような美少女〔自称〕が無抵抗に寝ているとゆうのに。
ガチャ、ギシ、ミシ・・・
こっちに来る。もしかしたら、もしかしたら、昨日はちょっと仕事で疲れてただけで、一晩眠って精力回復して襲う気なのかも。そんな期待で沙凪を待ち構える。
ギィィ・・・
らしくなく遠慮したようにドアを開ける音。
すたすた早足で寄ってきて、体を揺さぶってきた。
まさか本当に何もしない気だろうか。ここまで紳士的対応をされると、女子として、すごく傷つくんだが。
「おーい、あさだぞー。」
なるほど。こいつ犯る気ゼロだ。
しかしもうこれは女の意地として引き下がるわけにはいかない。狸寝入りだきめこんでやる。




