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帰って話そう

 「殴られまくってる頬《ほお》がなんでそんなにツルツルツヤツヤなんだ?」

 「えっ、う、そ、それわぁ・・・」

 あっきらかに動揺《どうよう》している。

 「あっ、痕《あと》が残らないようにちゃんと手入れしてるから?」

 何故《なにゆえ》に疑問形?

 「・・・何のために嘘《うそ》ついたんだ?」

 「なんで嘘ついたって断定されてんですか!」

 「だってよぉ・・・」

 「べっ、別にどうしても私を拾って欲しくて、か弱くて、可哀《かわい》そうアピールした訳じゃないですよっ!」

先ほどと一変。沙凪の少女に対する感情が変わった。さっきまでは少女がサンタマリアの女生徒とゆうだけあって少女に関心を抱いていた。がしかし。この天性の嘘の下手さを目の当たりにして、彼女の格式は地に落ちてしまったのだ。

 「もういいよ・・・」肩にそっと手を乗せる。

 「貴方《あなた》・・・私をバカにしてますねぇ」

 今度は取り乱し顔から憤怒《ふんぬ》の形相《ぎょうそう》へと変わった。 ほんと忙しいやつだな・・・・

 「泊まるか?」

 「ほぇ?」

 今度はきょとんとしだす少女である。  ほんっと忙しいやつだ。

 いいんですか?

 と顔が訴えてくる

 「泊まれ泊まれ」

 「・・・フフッ」

 勝ち誇ったような笑みをみせた。気味悪いったらありゃしない・・・・


 「では泊まります。」

 

 二つ返事であった。

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